【完全ガイド】AIで競合比較表作成!(Perplexity ✕ Claude)

AIツールを使いこなして業務効率化!でも、どう組み合わせるのがベストなの?
この記事では、「情報収集の達人Perplexity」と「整理上手のClaude」を連携させて、通常12時間かかる競合比較表をわずか4.5時間で完成させる方法を紹介します。単なる時間短縮だけじゃなく、見た目も内容も大満足の資料が作れちゃうんです。実際に自社サービスの比較表を作った体験をもとに、プロンプト例や具体的な手順まで、誰でも真似できるように解説します。
この記事を読めば、あなたもAIツールを「掛け合わせる達人」になれますよ!
実際のBuddieS(バディーズ)の議事録アプリの事例を使って、手順ごとに解説していきます。
1. はじめに
AIツールの進化により、私たちの情報の調べ方や整理の仕方が大きく変わってきています。特に、得意分野の異なるAIツールを組み合わせると、一人でやるよりずっと早く、しかも質の高い結果が得られるようになりました。
今回紹介するのは、「情報収集が得意なPerplexity」と「情報の整理が得意なClaude」を組み合わせて、競合比較表を作る方法です。これは、単に「このAIを使ってみました」という話ではなく、それぞれのAIの得意技を上手に組み合わせる方法についてのお話です。
このブログでは、私たちの会社が開発した議事録作成アプリ「BuddieS」の競合比較表を作る過程を例に、PerplexityとClaudeの組み合わせがどれだけ便利か、そして具体的にどう使うかを紹介します。マーケティングの担当者さんや、製品開発の方、調査をよくする方なら、この方法で大幅に時間を節約できるはずです。
AIツールは「どれを使うか」も大事ですが、「どう組み合わせるか」がもっと大切です。この記事を通じて、あなたの仕事にも役立つヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
2. ツールの組み合わせによる相乗効果
AIツールを使って作業するとき、一つのツールだけを使うより、複数のツールを組み合わせると驚くほど効果的です。それは料理で例えると、一つの調味料だけでなく、複数の調味料を使うことで、より豊かな味わいが生まれるのに似ています。
Perplexityの強み

なんといっても情報収集の速さと幅広さです。現在のPerplexity AIはPro版では最新のGPT-4 Omini、Claude 3.7 Sonnet、Sonarなどの高性能モデルを利用可能で、インターネット上の最新情報にもリアルタイムでアクセスできます。
特にPerplexity Pro(月額$20)では、複雑なクエリの処理速度が向上し、情報源の信頼性チェック機能も強化されています。また、「リサーチ」機能を使えば、検索対象を学術論文、ソーシャルメディア、動画など特定のコンテンツ源に絞り込むことができ、より関連性の高い情報を得られます。
Claudeの強み

一方、Claudeの強みは情報を整理して、わかりやすく構造化する能力です。Claude 3.7 Sonnetモデルは特に長文処理能力に優れており、約75,000ワード(約200ページ相当)のコンテキストウィンドウを持ちます。これにより、大量の情報から重要なポイントを見つけ出し、読みやすい形に整えるのが得意です。また、XMLタグを使った構造化出力やArtifact機能により、表やチャートなどの視覚的な情報も作成できます。特に長文の企画書や比較表などの作成において、その構造化能力は他のAIモデルを上回ることが多いです。
Perplexity×Claudeの複合利用による効果

この二つを組み合わせると、「Perplexityでリアルタイムに最新情報を収集し、Claudeのトークン効率の高いプロンプト設計で情報を整理・構造化する」という、高度なリサーチパイプラインを構築できます。技術的には、Perplexityの検索結果をJSON形式で整理してからClaudeに渡すことで、より効率的な情報処理も可能です。
例えば、今回の競合比較表の作成では、Perplexityの「リサーチ」機能で各社のサービス情報を深掘りし、Claudeのアーティファクト機能を活用して比較表を作成することで、従来の手作業と比べて約70%の時間短縮を実現しました。特に最新の料金情報や機能アップデートなど、変動しやすい情報の収集においてPerplexityの強みが発揮されました。
これは単なる時間短縮だけでなく、人間の思い込みやバイアスによる情報の偏りも減らせるという利点もあります。AIは与えられた情報を基に淡々と処理するため、「この会社は良いイメージがあるから」といった主観に左右されにくいのです。また、両ツールを組み合わせることで、「ハルシネーション(事実と異なる情報の生成)」のリスクも相互チェックにより軽減できます。
3. 今回の競合比較表作成のワークフローの全体像
AIツールを組み合わせて効率よく作業するには、それぞれのツールの特性を理解し、適切な流れを作ることが大切です。
競合比較表作成の4ステップ
今回の競合比較表作成では、以下のような流れで作業を進めました。
- STEP1:情報収集の土台作り(Claude 3.7 sonnet)
- STEP2:競合製品のリストアップ(Perplexity Pro)
- STEP3:Perplexityを使った詳細情報の収集(Perplexity Pro)
- STEP4: Claudeによる比較表の作成(Claude 3.7 sonnet)
STEP1:情報収集の土台作り(Claude 3.7 sonnet)

自社製品「BuddieS」について基本的な情報を整理しました。ここでは製品の特徴、主な機能、価格体系などの基本情報を簡潔にまとめました。これは比較の基準点となるため、しっかりと押さえておくことが重要です。
自社製品のため、関連情報をClaudeにまとめてもらいました。
■BuddieS(議事録作成アプリ)
https://ai-buddies.jp/column/buddies-minutes/
## BuddieS議事録アプリの主な機能
1. 音声録音から文字起こしへの自動変換機能
2. 文字起こしデータから高品質な議事録自動作成
3. 基本情報(会議名、日時、場所、参加者など)の管理
4. 議事録の対話的な改善プロセス
## 議事録作成の2ステップのシンプルなプロセス
### STEP 1: 文字起こしデータからの高品質議事録作成
- 会議を録音する
- 録音データをアップロードして自動文字起こし
- 会議の基本情報を入力
- 「議事録作成」ボタンで数分以内に初期議事録を自動生成
### STEP 2: 対話的な改善プロセス
- 初期議事録の確認
- 情報の正確性、背景情報、決定事項、アクションアイテム、構造などについてフィードバック
- AIによる議事録の改善
- 満足のいく議事録が完成するまで繰り返し
## BuddieS議事録の特徴的な機能
1. **エグゼクティブサマリーの自動生成**
- 会議の要点をまとめた概要を冒頭に表示
- 誰が、何のために、どんな議論をして、何が決まったのかが一目でわかる
2. **背景情報の充実**
- 会議の文脈や背景情報を詳細に記録
- 参加していない人でも会議の目的や経緯を理解できる
3. **議論内容の構造化**
- 時系列ではなく議題ごとに内容を整理
- 論点ごとに階層化して視覚的にも理解しやすい構造
- 重要な発言は引用形式で強調
4. **決定事項とアクションアイテムの明確化**
- 決定事項と、その決定に至った背景や理由を記録
- アクションアイテムには担当者、期限、内容を明確に記載
STEP2:競合製品のリストアップ(Perplexity Pro)
次に、競合となりそうな製品のリストも作成し、どのサービスと比較するかの範囲を決めました。
ベースはPerplexityでまとめています。

## 1. Notta
**主な機能**
- 自動文字起こし(リアルタイム/録音データ対応)
- AIによる要約生成
- 話者識別
- 58言語対応
- Zoom/Google Meet連携
**特徴**
- 高精度な日本語認識
- クラウドでの議事録管理・共有
- スマホ・PC両対応
- 無料プランあり
**料金**
- 無料プランあり
- プロ:月額約1,200円
- ビジネス:月額約2,400円
---
## 2. tl;dv
**主な機能**
- 会議録画
- AIによる自動要約
- 多言語対応
- Slack等外部サービス連携
**特徴**
- Google Meet/Zoom対応
- 会議のハイライト自動抽出
- チームコラボレーション機能
- 録画データの検索性が高い
**料金**
- 無料プランあり
- プロ:月額2,700円/人
---
## 3. Google Meet(日本語文字起こし)
**主な機能**
- 自動文字起こし
- リアルタイム字幕表示
**特徴**
- Google Workspace標準機能として利用可能
- 日本語対応開始(2024年~)
- シンプルな操作性
- 他Googleサービスとの連携
**料金**
- Google Workspaceの利用料金に含まれる(無料枠あり)
---
## 4. Tactiq
**主な機能**
- リアルタイム文字起こし
- AIによる要約
- Slack/Jira等連携
**特徴**
- Google Meet/Zoom/Teams対応
- 話者識別
- ハイライト・アクションアイテム抽出
- 議事録の自動保存・共有
**料金**
- 無料プランあり
- プロ:月額8ドル/人
---
## 5. RIMO voice
**主な機能**
- 日本語特化のAI音声文字起こし
- AI要約生成
**特徴**
- 高精度な日本語認識
- ChatGPT連携による要約
- クラウド保存・共有
- 企業向けカスタマイズ対応
**料金**
- 無料体験あり
- 詳細は個別見積もり
---
## 6. VoXT One
**主な機能**
- AI音声認識
- ChatGPT連携による要約
- 議事録自動生成
**特徴**
- カスタマイズ性が高い
- 複数サービスの一元管理
- 法人向け大規模導入実績
**料金**
- 問い合わせ制(個別見積もり)
---
## 7. AI議事録取れる君
**主な機能**
- Zoom/Google Meet参加型自動議事録作成
- AI要約
- 翻訳機能
**特徴**
- 会議自動参加型で簡単運用
- 共同編集機能
- 個人・法人どちらも対応
**料金**
- 個人:月額980円
- 法人:月額5,500円
---
## 8. ZMEETING
**主な機能**
- 感情認識
- 辞書登録
- リアルタイム記録
**特徴**
- 法人向け高精度AI議事録
- 会議内容の分析・可視化
- 専用辞書で専門用語も高精度認識
**料金**
- 月額4,500円~
STEP3:Perplexityを使った詳細情報の収集(Perplexity Pro)
次に、Perplexityを使って各競合製品の詳細情報を収集しました。ここでは主に以下のような情報を集めました。「リサーチ」機能を活用しディープリサーチをしてもらいます。

添付のBuddieSという自社製品の競合サービス比較表を作成したいです。
以下が、簡単に私が調べた情報です。
比較表を作成してもらえますか?
■自社製品
※自社製品の情報を転記※
※サービス紹介資料添付※
■競合製品
※競合製品の情報を転記※
ディープリサーチを開始した様子を記載しておきます。
「ディープリサーチには徹底的な調査、分析、振り返りに最大30分かかります。」ということでしばらく放置です。

自社サービス、競合サービスともに、タスクを処理してくれています。

最終的に、以下の出力結果がでました。
綺麗な表まで出力してくれており、とても見やすいです。

Perplexityの競合サービスリサーチ:出力結果
# AI議事録ツール比較表:BuddieS vs 競合サービス
日常業務の効率化に大きく貢献するAI議事録ツール。多くのサービスが登場している中で、それぞれの特徴や価格、機能を徹底比較しました。貴社のニーズに合った最適なツール選びにお役立てください。
## 主要AI議事録ツール比較表
| サービス名 | 主な機能 | 特徴 | 料金体系 | 対応言語 | 連携サービス | ターゲット層 |
|------------|----------|------|----------|----------|--------------|--------------|
| **BuddieS**(サンロフト) | ・音声録音からの自動文字起こし・高品質議事録自動生成・エグゼクティブサマリー自動作成・決定事項とアクションアイテムの明確化 | ・単なる文字起こしを超えた「価値ある議事録」・会議の文脈や背景情報を詳細に記録・議論内容を議題ごとに構造化・対話的な改善プロセス | 月額20,000円〜※PDFより | 日本語 | 不明 | 中小企業 |
| **Notta** | ・リアルタイム/録音データの文字起こし・AI要約生成・話者識別・1回90分までの連続使用(プレミアム) | ・高精度な日本語認識・クラウド管理・共有・スマホ・PC対応・月間1,800分の文字起こし(プレミアム) | ・無料プラン:月120分・プレミアム:月額1,980円・ビジネス:月額4,180円※年間契約で割引あり | 58言語 | ZoomGoogle Meet | 個人〜小規模企業 |
| **tl;dv** | ・会議録画・AI自動要約・話者自動認識・クリップ作成・共有 | ・会議のハイライト自動抽出・チームコラボレーション機能・CRM連携・無制限の録画・文字起こし(無料プランでも) | ・無料プラン・プロ:月額18ドル(年払)・ビジネス:月額58ドル(年払)・エンタープライズ:要問合せ | 30以上の言語 | Google MeetZoomSlackSalesforceHubSpot | チーム〜企業 |
| **Google Meet**(文字起こし機能) | ・リアルタイム字幕表示・会議後の自動要約・Googleドキュメント自動保存・発言者明記 | ・Google Workspace標準機能・シンプルな操作性・他Googleサービスとの統合・カレンダー連携 | Google WorkspaceBusiness Standard以上の料金に含まれる | 多言語(日本語対応) | Google WorkspaceGeminiNotebookLM | GoogleWorkspaceユーザー |
| **Tactiq** | ・リアルタイム文字起こし・AI要約・ハイライト抽出・アクションアイテム識別 | ・主要Web会議ツール対応・議事録の自動保存・共有・月5回のAI機能利用(無料) | ・無料プラン:月10回文字起こし・チーム:月額8ドル/人 | 不明 | Google MeetZoomTeamsSlackJira | チーム〜中小企業 |
| **Rimo Voice** | ・日本語特化AI文字起こし・音声データ文字化・句読点含む自然文生成・キーワード検索 | ・日本語に最適化・音声と文字のシンク機能・5分程度で1時間の音声を文字化・文字色の濃淡で精度表示 | ・30秒20円の従量課金・別途定額プランあり | 日本語 | 不明 | 個人〜企業(日本語ユーザー) |
| **VoXT One** | ・AmiVoice音声認識・GPT-4o連携要約・議事録エディタ・スタンドアローン/クラウド選択 | ・1アカウントで複数ツール利用・自治体導入実績多数・高度なセキュリティ・文書管理システム連携 | ・プラン・定額制・14日間トライアルあり・詳細は要問合せ | 日本語 | GPT-4o | 企業自治体 |
| **AI議事録取れる君** | ・Zoom/Teams連携・AI自動要約・発言自動翻訳・音声ファイル取込 | ・単語登録機能・テキスト編集・議事録ダウンロード | ・月額980円:月3時間・Personal:月10時間・Enterprise:無制限※超過は1分20円 | 日本語 | ZoomMicrosoft Teams | 個人〜企業 |
| **ZMEETING**(Hmcomm) | ・会議音声テキスト化・感情認識機能・多言語翻訳(オプション)・セキュリティ機能 | ・会議の「見える化」・強固なセキュリティ・ゲスト登録不要・1ライセンスで15名参加可 | ・ライセンスS:年額54,000円・ライセンスM:年額135,000円・ライセンスL:年額216,000円※最少3ライセンス | 日本語英語中国語韓国語(プラン次第) | ZoomGoogleカレンダーSlack | 企業 |
## サービス別の強みと特筆点
### BuddieS(バディーズ)
**強み**:
- 単なる文字起こしを超え、会議の本質を捉えた「価値ある議事録」を作成
- 会議に参加していない人でも理解できる背景情報の充実
- 決定事項とその理由、アクションアイテムを明確に記録
- 情報を階層化・構造化した視覚的にも理解しやすい議事録
**特筆点**:
- 1時間の会議録作成がたった10分程度で完了(従来比約80%時間削減)
- 議事録作成の2ステップのシンプルなプロセスにより専門知識不要
- 中小企業の業務効率化に特化した設計思想
### Notta
**強み**:
- 58言語対応の多言語サポート
- 無料プランから利用可能(月120分まで)
- スマホアプリ対応で外出先でも利用可能
### tl;dv(ティーエルディーブイ)
**強み**:
- 無料プランでも無制限の録画と文字起こしが可能
- CRM連携による顧客情報との統合
- 会議映像と文字起こしの同期再生
### Google Meet(文字起こし機能)
**強み**:
- Google Workspaceとの完全統合
- 追加コスト不要(対応プラン利用者)
- NotebookLMとの連携で議事録から報告書やマインドマップも生成可能
### その他サービスとの比較ポイント
- **料金面**:BuddieS(月額20,000円〜)は他サービスと比較すると高めの設定だが、単なる文字起こしではなく高付加価値な議事録作成を提供
- **言語対応**:Nottaの58言語対応が最多、BuddieSは日本語特化
- **連携サービス**:Google Meetは他Googleサービスとの連携が強み、tl;dvはCRM連携が充実
- **特殊機能**:ZMEETINGは感情認識機能を持ち会議の「温度感」を可視化できる唯一のサービス
## 想定利用シーン別おすすめサービス
### 中小企業の重要会議・経営会議に
→ **BuddieS**:背景や決定理由まで記録される高品質な議事録が組織の意思決定の透明性を高める
### コスト重視のチーム利用に
→ **tl;dv、Tactiq**:無料プランや比較的リーズナブルな料金体系
### 多言語環境でのグローバルミーティングに
→ **Notta**:58言語対応の高い言語カバレッジ
### すでにGoogle Workspaceを使用している組織に
→ **Google Meet文字起こし機能**:追加コストなく既存環境で利用可能
### セキュリティを重視する法人に
→ **VoXT One、ZMEETING**:高度なセキュリティ機能と企業向け管理機能
### 予算を抑えて個人・フリーランスが使うなら
→ **AI議事録取れる君**:月額980円からの低価格帯で利用可能
## まとめ
AI議事録ツールは単なる業務効率化だけでなく、情報共有の質を高め、組織としての意思決定プロセスを改善する可能性を秘めています。BuddieS(バディーズ)は特に「単なる文字起こし」を超えた価値提供を強みとしており、中小企業の業務改善に大きく貢献できるサービスと言えるでしょう。各サービスの特徴を踏まえ、組織の規模や予算、重視するポイントに合わせて最適なツールを選択することをお勧めします。
Citations:
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[2] https://ai-buddies.jp/column/buddies-minutes/
[3] https://ai-transcription-guide.jp/notta-price-plan/
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[5] https://x-tech5.co.jp/2025/04/03/1935/
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[19] https://rimo.app/about/voice
[20] https://voxt-one.advanced-media.co.jp
[21] https://aismiley.co.jp/product/alm_ai-minutes/
[22] https://www.zplatform.ai
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Perplexity の Eliot より: pplx.ai/share
STEP4: Claudeによる比較表の作成(Claude 3.7 sonnet)
Perplexityから得た情報をClaudeに渡して、実際に競合比較表を作成する段階です。この過程で最も重要なのは、Claudeに対する明確な指示の出し方です。
Claudeへの適切な指示の出し方
Claudeに競合比較表を作成してもらう際、単に「比較表を作って」と指示するだけでは不十分です。以下のような具体的な指示を含めることで、より質の高い成果物を得られました。
- 出力フォーマットの指定(今回はHTML形式)
- 比較軸の明確化(機能、価格、対応言語など)
- 強調したいポイント(BuddieSの特徴、差別化ポイント)
- 想定読者(地方中小企業のお客様)
プロンプトと解説
実際に使用したプロンプトを紹介します。
添付サービス資料に、「議事録作成アプリ」の競合サービスとの資料を入れ込みたいです。お客様(地方中小企業)はサービスを比較するので、そこで勝ち抜けるような比較表にしたいです。私が調べた競合他者の情報を以下に貼り付けるので、そちらをベースにまとめてもらえますか?
BuddieSの特徴で、他のAIコンテンツ生成サービス機能も充実しています。そちらも反映してください。
出力はアーティファクトで、HTMLで出力してください。
■Perplexityの競合サービスリサーチ出力結果
※出力結果を記載※

今回は、HTMLで出力させることで、綺麗にまとめてもらうことも目的としています。

Claudeでの競合比較:出力結果
以下のとおり綺麗に出力してくれています。
画面右上の「HTML形式でダウンロード」から、比較表をダウンロードできます。

これをブラウザで閲覧すると以下のようになりました。

4. 今回の実践から得られたこと
Claudeから出力されたHTML形式の競合比較表は、期待以上の仕上がりでした。単なる情報の羅列ではなく、視覚的にも内容的にも洗練された資料になっています。
視覚的な工夫が光る比較表
まず目を引くのは全体的なデザインです。赤系のアクセントカラーが効果的に使われており、特にBuddieSの行が薄いピンク色の背景で強調されているため、自然と目が向くようになっています。BuddieSサービス資料のカラーリングやデザインをClaudeが理解し、デザインに反映してくれていました。
表の各行にはホバーエフェクトも設定されており、マウスを乗せると背景色が変わります。ちょっとした工夫ですが、大量の情報がある中で現在見ている行を見失わないための配慮が感じられます。スマホでも見やすいレスポンシブデザインになっている点も実用的ですね。
内容構成の工夫が随所に
内容面でも、単なる機能比較を超えた工夫が見られます。特に印象的だったのは以下の点です:
「総合評価」欄があることで、各サービスの立ち位置が一目でわかります。BuddieSには「中小企業向け最適解★★★★★」という評価がついており、ターゲット層に対するメッセージがしっかり伝わります。
また、表形式だけでなくカード型レイアウトも取り入れられていて、長い資料でも読みやすさが保たれています。「強みと差別化ポイント」や「想定利用シーン」のセクションは、お客様が自分に合ったサービスを選びやすい構成になっていますね。
競合との差別化がわかりやすい

「議事録作成の比較詳細」セクションでは、機能一覧だけでなく「AI活用レベル」という観点が加えられています。BuddieSが「最高レベル」と評価される一方、他サービスは「中レベル」「基本レベル」などと位置づけられており、技術的優位性がわかりやすく伝わります。

「想定利用シーン別おすすめサービス」では、BuddieSが「中小企業の業務全般を効率化したい」シーンに最適と位置づけられており、総合的な業務効率化ツールというポジショニングが強調されています。これは単なる議事録ツールとの差別化ポイントとして効果的ですね。
価格表現も工夫されている
料金情報は赤太字で強調されつつ、BuddieSの場合は「初期費用0円(キャンペーン中)」という情報も追加されています。料金は他サービスより高めですが、導入しやすさもアピールできている点がいいですね。
また、料金の内訳(基本利用料、サポート料、AI利用料)も記載されており、透明性のある料金体系という印象を与えます。「なぜこの価格なのか」が伝わる表現になっています。
比較表から得られた学び
この比較表から学んだのは、AIツールを使った資料作成においても「情報をどう見せるか」という視点が重要だということです。Claudeは情報整理だけでなく、視覚的な階層構造を作り、重要ポイントを効果的に強調するデザインを自動的に作成してくれました。
HTMLという形式を指定したことで、色や配置、インタラクティブ要素といった多彩な表現が可能になりました。これは通常のドキュメント形式では難しい表現です。
様々な場面で活用できる成果物
出来上がった競合比較表は、様々な形で活用できます:
- 顧客向け提案資料として
- 自社Webサイトのサービス紹介ページとして
- 営業チームの商談支援ツールとして
- 製品開発チームの市場分析資料として
HTML形式なので、Webサイトへの組み込みやスライド資料への変換も容易です。かなり使い勝手の良い成果物になりました。
このプロセスを通じて、PerplexityとClaudeの組み合わせが「情報収集と整理」だけでなく、「説得力のある視覚的な資料作成」までカバーしてくれることがわかりました。特にClaudeのHTML生成能力は、デザイナーがいない小規模チームでも高品質な資料を作成できそうです。
5. 【応用編】議事録ブログへの展開により記事品質アップ
今回作成した競合比較表は、社内資料としてだけでなく、マーケティングコンテンツとしても活用できます。実際に、この比較表をベースにした「AI議事録ツール比較6選 – 目的別おすすめガイド」という記事を自社ブログに公開してみました。

ブログ記事への展開プロセス
PerplexityとClaudeの組み合わせで作成した比較表を、ブログ記事に展開する際には次のような工夫をしました:
読者目線の構成を追加
HTML形式の比較表をブログ記事用に再構成する際、「用途別おすすめAI議事録ツール」というセクションを新たに追加しました。これにより、読者が自分の状況に合わせてツールを選びやすくなります。
また、「AI議事録ツール選びの4つのポイント」という実践的なアドバイスセクションも加えました。これは読者にとっての判断基準を示すことで、より実用的なコンテンツになると考えたからです。
SEO最適化の調整
検索エンジンからの流入を増やすため、いくつかのSEO施策も行いました。
- タイトルを「AI議事録ツール比較6選 – 目的別おすすめガイド」に設定
- 導入文で「地方中小企業に特におすすめの6つを厳選」と明記し、ターゲット読者を明確化
- 見出し構造の階層化(H1, H2, H3の適切な使い分け)
客観的な情報提供と自社製品アピールのバランス
この記事の特徴は、競合製品も紹介しながらも、特定のニーズに対してはBuddieSが最適であることを客観的に示している点です。
- 「コスト重視のチーム利用に」では他社製品を推奨
- 「多言語環境でのグローバルミーティングに」でも他社製品の強みを認める
- その一方で「中小企業の重要会議・経営会議に」ではBuddieSを推奨
このように、読者の状況に応じた適切な提案をすることで、「押し付けがましくない情報提供」という印象を与えつつ、ターゲット顧客に対しては自社製品の強みをアピールできています。
AIツールを活用した記事作成の効率
従来の記事作成プロセスと比較すると、AIツールを活用した今回のワークフローには大きな違いがありました。
従来の記事作成プロセス(合計: 約9.5時間)
- 競合調査(各社サイト確認): 3時間
- 情報整理(エクセルなどで表作成): 2時間
- 記事構成検討: 1時間
- 記事執筆: 3時間
- デザイン調整・校正: 0.5時間
AIツール活用プロセス(合計: 約2.5時間)
- Perplexityによる競合情報収集: 0.5時間
- Claudeによる比較表作成: 1.5時間
- 記事フォーマットへの調整: 0.25時間
- 追加情報の補完・校正: 0.25時間
工数削減率: 約73%
この時間削減に加えて、情報の網羅性や視覚的表現の質も向上しています。特に、複数の情報源から情報を統合できる点は、人間だけで調査するよりも大きなメリットでした。
ブログマーケティングにおけるAIワークフローの価値
この事例から、ブログマーケティングにおけるAIツール活用の大きな可能性が見えてきました。
コンテンツの網羅性と品質の両立
人間だけでは時間的制約から実現が難しかった「広範な情報収集と質の高い表現の両立」が可能になります。特に比較記事のような情報量の多いコンテンツでは、その効果が顕著です。
更新頻度の向上
記事作成の効率化により、より頻繁にコンテンツを更新できるようになります。定期的な情報更新も、従来よりずっと少ない工数で行えます。
多角的な視点の確保
AIによる情報整理は、人間の思い込みやバイアスを減らし、より客観的な比較を実現します。これにより、読者からの信頼を獲得しやすいコンテンツになります。
このように、PerplexityとClaudeを組み合わせたワークフローは、「情報の信頼性」と「表現の魅力」を両立させた質の高いマーケティングコンテンツの作成を可能にします。特に、限られたリソースで運営している中小企業のマーケティング担当者にとって、大きな武器です。
このプロセスを通じて、PerplexityとClaudeの組み合わせが「情報収集と整理」だけでなく、「説得力のある視覚的な資料作成」からさらに「効果的なマーケティングコンテンツ」までカバーしてくれることがわかりました。特に「情報の正確さ」と「伝わりやすさ」を両立させながら、制作時間を半分以下に削減できる点は、ビジネス現場での大きな価値となります。