【2025年最新】Gemini Gemで業務効率化!6つの実用的なカスタムAI作成法を徹底解説

「毎回同じ指示を入力するのが面倒」「AIの回答品質にばらつきがある」「専門分野での活用が難しい」—こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
私も日々の業務でAIを活用する中で、これらの課題を感じていました。そんな時に出会ったのが、GoogleのGemini Gemという機能です。
今回は、実際にGemini Gemを使って6つの実用的なカスタムAIを作成し、どれほど業務効率化できるのかを検証してみました。結論から言うと、体感で業務の50%以上は確実に効率化できると感じています。
そもそもGemini Gemとは?
Gemini GemはGoogleのAIチャットアプリケーション「Gemini」をカスタマイズするための機能です。簡単に言えば、自分専用のAIアシスタントを作成できる機能です。
従来のGeminiは汎用的な回答をしてくれますが、Gemini Gemを使えば
- 特定のタスクに特化したAI
- 一貫した品質の回答を出すAI
- 毎回同じ条件を入力する手間を省けるAI
を手軽に作成することができます。
ChatGPTの「GPTs」と似た機能ですが、Gemini独自のインターフェースやGoogleサービスとの連携が特徴です。
なぜこの検証を行ったのか
最近、Gemini GemがGoogleワークスペース(Meet、ドキュメント、スプレッドシート、Gmail等)との統合が予定されているというニュースを知りました。さらに、Gemを使ったワークフロー構築サービスも登場予定とのこと。
つまり、今後Googleエコシステム全体でGemini Gemが活躍する時代が来るということです。だからこそ、今のうちに実際に触って、どんなことができるのかを検証してみたかったのです。
1. Gemini Gemの基本的な使い方
実際にGemini Gemを使ってみて感じたのは、驚くほど簡単でした。プログラミングの知識は一切不要で、誰でも5分程度でカスタムAIを作成できます。
ジェムの作成手順
Step 1: Geminiにアクセス
Google Geminiの画面で、左側にある「ジェムを表示」をクリックします。

Step 2: 新規作成
「プラス ジェムを作成」ボタンをクリックすると、新しいジェム作成画面が表示されます。

Step 3: 基本設定
作成画面では以下の3つの項目を設定します。
- 名前: ジェムの名前を入力(例:「議事録作成ジェム」)
- カスタム指示: AIにどのような動作をしてほしいかの指示文
- 知識: 事前学習させたいファイルやデータ(任意)

Step 4: 保存
右上の「保存」ボタンを押せば完成です。
本当にこれだけです。慣れれば1つのジェムを3分程度で作成できます。
カスタム指示の書き方のコツ
ジェム作成で最も重要なのが「カスタム指示」の部分です。ここでAIの動作を決定するため、効果的な指示文を書くことが成功の鍵となります。

効果的なプロンプト作成の4要素
調べてみると、効果的なジェム作成には以下の4要素が重要です。
- ペルソナ: どのような役割でAIに行動してほしいか
- タスク: 具体的に何をしてほしいか
- コンテキスト: どのような状況・条件で動作するか
- 形式: 出力はどのような形式にするか
指示文作成の裏技
実は、Gemini Gem作成画面には「Geminiを使用して指示を書き換える」という便利な機能があります。
簡単な文章を入力してこのボタンを押すと、AIが自動的に効果的なプロンプトに変換してくれます。
議事録作成用のプロンプトを作成して。
文字起こしデータから議事録を作成したい。
以下をプロンプトに含めてください。
ペルソナ: どのような役割でAIに行動してほしいか
タスク: 具体的に何をしてほしいか
コンテキスト: どのような状況・条件で動作するか
形式: 出力はどのような形式にするか
あなたは、ユーザーが提供した文字起こしデータから議事録を作成する専門の「議事録作成アシスタント」として行動します。ユーザーは、会議や会話の文字起こしデータを持っています。あなたの目的は、その文字起こしデータを基に、分かりやすく、かつ正確な議事録を作成することです。
目的と目標:
* ユーザーが提供する文字起こしデータから、会議や会話の主要な論点、決定事項、行動項目を抽出し、整理する。
* 議事録が明確で、簡潔で、誤解のないように作成する。
* 議事録の読者が、会議の内容を迅速かつ正確に把握できるようにする。
行動とルール:
1) 初期確認:
a) ユーザーに、議事録を作成したい文字起こしデータを提供するように促す。
b) 文字起こしデータが提供されたら、その内容を読み込み、会議の目的や背景を理解しようと努める。
2) 議事録の作成:
a) 以下の構成要素を含んだ議事録を作成する。
- 日付と時間
- 参加者(氏名または役割)
- 議題
- 決定事項
- 行動項目(担当者と期限を含む)
- 質疑応答(もしあれば)
- 次回会議の予定(もしあれば)
b) 各項目は箇条書きまたは分かりやすい形式で整理する。
c) 不必要な情報は省き、重要な情報に焦点を当てる。
d) 曖昧な表現を避け、具体的な内容を記述する。
e) 必要に応じて、ユーザーに不明な点や追加で確認したい点を質問する。
3) フォーマット:
a) 出力は、Markdown形式またはプレーンテキスト形式で提供する。ユーザーが特定の形式を要求した場合は、それに従う。
b) 見出しや箇条書きを適切に使用し、視覚的に分かりやすい議事録を作成する。
全体的なトーン:
* プロフェッショナルで、丁寧な言葉遣いをする。
* 明確かつ簡潔な表現を心がける。
* ユーザーのニーズに寄り添い、協力的な姿勢で対応する。
ただし、この機能はたまにエラーが起きて反映されないことがあるので、そんな時は別途「プロンプト作成専用ジェム」を作っておくと便利かもしれません。
知識ベースの活用方法
ジェム作成画面の下部にある「知識」セクションでは、以下のファイルを事前学習させることができます。
- Googleドライブ: スプレッドシート、ドキュメント、PDF等
- ファイルアップロード: 手元のファイルを直接アップロード

この機能を活用すれば、
- 社内マニュアルを学習した社内専用チャットボット
- 過去の資料を参照する専門アドバイザー
- 特定のフォーマットに従った文書作成AI
などを作成できます。
知識ベース活用のポイント
- ファイル形式: スプレッドシートやPDFが特に相性が良い
- データ更新: Googleドライブのファイルを更新すれば、ジェムの知識も自動更新される
- データ量: 大量のデータでも問題なく処理できる
@機能との連携
Gemini Gemでは、@マークを使ってGoogleの各種サービスと連携できます。

- @Googleカレンダー
- @Gmail
- @Google Keep
- @ToDo List
- @Googleドライブ
- @YouTube
- 等々
この機能を活用することで、リアルタイムの情報を参照しながら動作するジェムを作成できます。
- カレンダーを確認して最適な会議日程を提案
- Gmailの内容を踏まえたタスクリスト作成
- ドライブ内の資料を参照した回答生成
次は、実際に作成した6つのジェムについて詳しく解説していきます。
2. 実際に作成した6つのGem
① 議事録作成Gem
作成目的:会議の文字起こしデータから整形された議事録を自動生成
「会議後の議事録作成って、本当に時間がかかりますよね…」
特にリモートワークが増えてから、Google Meetでの会議が日常的になりました。Meetには自動文字起こし機能がありますが、そのままでは読みにくく、結局手作業で整形する必要があります。
そこで、文字起こしデータを貼り付けるだけで、決まったフォーマットの議事録が完成するジェムを作成してみました。
作成方法:プロンプト設計
プロンプト作成方法は、「指示文作成の裏技」を参照ください。
議事録作成用のプロンプトを作成して。
文字起こしデータから議事録を作成したい。
以下をプロンプトに含めてください。
ペルソナ: どのような役割でAIに行動してほしいか
タスク: 具体的に何をしてほしいか
コンテキスト: どのような状況・条件で動作するか
形式: 出力はどのような形式にするか
あなたは、ユーザーが提供した文字起こしデータから議事録を作成する専門の「議事録作成アシスタント」として行動します。ユーザーは、会議や会話の文字起こしデータを持っています。あなたの目的は、その文字起こしデータを基に、分かりやすく、かつ正確な議事録を作成することです。
目的と目標:
* ユーザーが提供する文字起こしデータから、会議や会話の主要な論点、決定事項、行動項目を抽出し、整理する。
* 議事録が明確で、簡潔で、誤解のないように作成する。
* 議事録の読者が、会議の内容を迅速かつ正確に把握できるようにする。
行動とルール:
1) 初期確認:
a) ユーザーに、議事録を作成したい文字起こしデータを提供するように促す。
b) 文字起こしデータが提供されたら、その内容を読み込み、会議の目的や背景を理解しようと努める。
2) 議事録の作成:
a) 以下の構成要素を含んだ議事録を作成する。
- 日付と時間
- 参加者(氏名または役割)
- 議題
- 決定事項
- 行動項目(担当者と期限を含む)
- 質疑応答(もしあれば)
- 次回会議の予定(もしあれば)
b) 各項目は箇条書きまたは分かりやすい形式で整理する。
c) 不必要な情報は省き、重要な情報に焦点を当てる。
d) 曖昧な表現を避け、具体的な内容を記述する。
e) 必要に応じて、ユーザーに不明な点や追加で確認したい点を質問する。
3) フォーマット:
a) 出力は、Markdown形式またはプレーンテキスト形式で提供する。ユーザーが特定の形式を要求した場合は、それに従う。
b) 見出しや箇条書きを適切に使用し、視覚的に分かりやすい議事録を作成する。
全体的なトーン:
* プロフェッショナルで、丁寧な言葉遣いをする。
* 明確かつ簡潔な表現を心がける。
* ユーザーのニーズに寄り添い、協力的な姿勢で対応する。
実際の作成手順

- ジェム作成画面で基本設定
- 名前:「議事録作成ジェム」
- 上記のプロンプトをカスタム指示に貼り付け
- 知識ベースは今回は使用せず
- 保存して完成
- 作成時間:約3分
- 設定の複雑さ:★☆☆☆☆(とても簡単)
使用結果:73分の会議でテスト
実際に73分間のGoogle Meet会議の文字起こしデータでテストしてみました。
入力データ:
- 73分の会議の文字起こし(約30000文字)
- 参加者3名の議論
- 複数の議題を含む内容
出力結果:
承知いたしました。ご提供いただいた文字起こしデータに基づき、以下の通り議事録を作成しました。
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## ウェブサイト改修に関するお打ち合わせ議事録
日時: 2025年6月18日(水) 15:01〜
参加者:
* ●●●●会社様 ご担当者様
* 中村 允哉様、他ご担当者様
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### 議題
広告媒体サイトの改修に関する件
### 現状の課題と改修の方向性
#### 1. デザイン・レイアウト
* 課題:
* ヘッダーの表示領域が大きく、コンテンツ閲覧の妨げになっている。
* PCで閲覧した際、ディスプレイサイズによってレイアウトが崩れ、特に「事例」セクションのスライドバナーが見づらい。
* 掲載期間が終了した広告が事例として残っている。
* 方向性:
* 現行サイトのデザインテイストは維持しつつ、ヘッダーをコンパクトにし、各要素のサイズ感を調整して、どのディスプレイサイズでも見やすいレイアウトに修正する。
#### 2. コンテンツ・情報設計
* 課題:
* トップページに情報が詰め込まれすぎている(LP形式)。各詳細ページへの流入が少ない。
* ターゲットが静岡県内に偏っており、県外のクライアントへの訴求力が弱い。
* 方向性:
* トップページは情報を整理してスッキリさせ、各詳細ページへスムーズに誘導する構成に見直す。
* 中期経営計画に合わせ、県外のナショナルクライアントをターゲットにしたコンテンツ(県外企業へのメリット、静岡のマーケットデータ等)を強化する。
* 今後計画している新しい広告媒体(新静岡駅の大型サイネージ等)の情報も掲載できるようにする。
#### 3. 機能・システム
* 課題:
* HTMLで構築されており、軽微な修正(事例の差し替え等)でも制作会社への依頼が必要で、時間とコストがかかる。
* 問い合わせフォームが外部のGoogleフォームになっており、サイトとの一体感がない。
* 方向性:
* CMS (WordPress) の導入:
* クライアント側で「事例」や「データライブラリー」等のコンテンツをリアルタイムで更新できる環境を構築する。
* 担当者が変わっても更新作業ができるよう、分かりやすいマニュアルを用意する。
* フォームの改修:
* サイト内に問い合わせフォームを埋め込み、デザインの統一性を図る。
* 「資料ダウンロード」機能を設置し、見込み顧客(リード)の情報を獲得できる仕組みを構築する。
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### 決定事項
1. 全面リニューアルではなく、現行デザインを活かした部分改修を実施する。 主な改修点は、レイアウトの最適化、コンテンツの情報設計見直し、CMS導入とする。
2. CMS (WordPress) を導入し、クライアント側で主要コンテンツの更新を可能にする。 更新対象は「事例」「データライブラリー」などを想定。
3. 県外のナショナルクライアントをメインターゲットとし、サイト全体の情報設計やコピーを見直す。
4. 問い合わせフォームをサイト内に設置し、資料ダウンロード機能を追加する方向で検討を進める。
5. 上記内容を踏まえ、制作会社側で具体的な改修提案書と見積もりを作成する。
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### ToDo(宿題)
* 制作会社様:
* 本次第の内容を反映した改修提案書および見積書の作成・提出。
* 【別途】AIチャットボット等の活用に関するサービス資料の提出。
* ●●●●会社様:
* 新しいターゲット(県外クライアント)に向けたキャッチコピーや訴求メッセージの検討。
* サイトに掲載する「データライブラリー」のコンテンツ準備。
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### その他(質疑応答・補足事項)
* 開発期間: 正式発注後、約2〜3ヶ月でのリリースを想定(クライアント希望は9月頃)。
* AIの活用について:
* サイト訪問者の利便性向上(サイト内検索ボット)や、社内業務効率化(トークスクリプト生成、メール文作成等)の観点から、AI技術の活用について意見交換が行われた。
* ●●●●会社様側で次期中期経営計画に「生成AIの利活用」を盛り込む構想があり、本件についても高い関心が示された。
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以上
生成された議事録の品質評価
良かった点
- 構造化された読みやすい形式:会議の流れが一目で把握できる
- ToDoの自動抽出:誰が何をいつまでにやるべきかが明確
- 重要ポイントの整理:長い議論から核心部分を的確に抽出
- 次回への引き継ぎ:継続性のある議事録になっている
改善が必要な点
- 専門用語の処理:業界特有の用語の解釈が不正確な場合がある
- ニュアンスの表現:微妙な温度感や反対意見の強さが伝わりにくい
メリット・デメリット
メリット
- 時短効果が絶大
- Gem使用時:1時間以上の会議 → 議事録完成まで5分
- フォーマットの統一
- 誰が作っても同じ形式
- 過去の議事録との比較が容易
- チーム内での情報共有がスムーズ
- Googleエコシステムとの親和性
- Google Meet等からの文字起こし → Gemini Gem → Googleドキュメント
- 一連の流れが全てGoogle内で完結
- 将来的にはMeet直接連携も期待
デメリット
- 文字起こしの品質に依存
- 自動文字起こしが不正確だと議事録も不正確
- 雑音や複数人の同時発言で精度低下
- ニュアンスの欠落
- 感情や温度感の表現が困難
- 重要度の判断が機械的になりがち
- 業界専門用語への対応
- 特殊な用語や略語の理解が不十分
- 文脈に応じた解釈が難しい場合あり
実用性と今後の展望
現在の実用性:★★★★☆
定期的な会議やミーティングが多い職種の方には、確実におすすめできるレベルです。
皆さんの、日常業務で大きな効率化をもたらすでしょう。
今後の期待される進化
Googleの発表によると、近い将来以下の機能が追加予定です。
- Google Meet直接連携:会議終了と同時に議事録が自動生成
- Google Workspace統合:議事録からタスクを自動でGoogleタスクに追加
- スプレッドシート連携:ToDoリストを自動的にプロジェクト管理シートに反映
これらが実現すれば、議事録作成から行動管理までが完全自動化される可能性があります。
類似ツールとの比較
他にも議事録作成AIツールは存在しますが、Gemini Gemの強みは以下のとおりです。
- 無料で利用可能(Geminiの利用料金のみ)
- Googleエコシステムとの統合
- カスタマイズの自由度
特に既にGoogle Workspaceを利用している企業や個人にとっては、追加コストなしで導入できる点が大きなメリットです。
② スケジュール確認メール返信Gem
作成目的:Googleカレンダー連携で最適な日程提案メールを自動生成
「来週打ち合わせできますか?」というメールが来るたびに、カレンダーアプリを開いて空き時間を確認し、返信文を考えて…この作業、意外と時間がかかりませんか?
特にフリーランスや営業職の方は、日程調整のメールが1日に何通も来ることがあります。そのたびにカレンダーを確認して、丁寧な返信文を作成するのは思った以上に時間のかかる作業です。
そこで、実際のGoogleカレンダーの予定を確認した上で、最適な日程候補を提案するメール文を自動生成するジェムを作成してみました。
作成方法:@Googleカレンダー機能の活用
このジェムの最大の特徴は、Gemini Gemの@機能を活用してリアルタイムでGoogleカレンダーの情報を参照できることです。
基本的なプロンプト設計
ユーザーが入力したメール文章に対しての返信文を、Googleカレンダーから日程を確認した上で、返信メールを作成してください。
以下をプロンプトに含めてください。
ペルソナ: どのような役割でAIに行動してほしいか
タスク: 具体的に何をしてほしいか
コンテキスト: どのような状況・条件で動作するか
形式: 出力はどのような形式にするか
ペルソナ: ユーザーの専門的なアシスタントとして、特にメールでのコミュニケーションとスケジュール管理において、効率的で的確なサポートを提供します。ユーザーの意図を正確に理解し、丁寧かつ適切な言葉遣いで返信文を作成します。
タスク:
1) ユーザーが入力したメール文章を分析し、返信が必要な内容を特定します。(お客様から受信したメールの返信を作成するため、署名を宛名にしてください。)
2) Googleカレンダーから関連する日程や空き状況を確認し、返信文に含めるべき情報を抽出します。
3) ユーザーの元のメールの意図とGoogleカレンダーの情報を総合し、返信メールの草案を作成します。
4) 返信メールには、以下の要素を含めます。
a) 相手への感謝の言葉
b) 確認した日程や提案(Googleカレンダーに基づいたもの)
c) 必要に応じて、次のステップや質問
d) 丁寧な結びの言葉
5) ユーザーからの追加の指示や修正要求に応じて、返信文を調整します。
コンテキスト:
* メールでのやり取りはビジネスシーンを想定し、フォーマルなトーンを維持します。
* Googleカレンダーへのアクセスは、ユーザーが提供する仮想的な情報に基づいて行われます。実際にGoogleカレンダーにアクセスすることはできませんが、カレンダー情報が提供されたものとして返信文を作成します。
* ユーザーは、返信したいメール本文と、必要に応じて具体的な日程調整の指示を提供します。
* 日程調整が必要ない場合でも、ユーザーのメールへの返信として適切な内容を作成します。
形式:
* 返信メールの草案をプレーンテキスト形式で出力します。
* 箇条書きや番号付きリストを使用して、日程の選択肢などを明確に示します。
* 各返信は、件名、宛名、本文、差出人(ユーザーの名前)を含む完全なメール形式で提示します。
※メールの宛名が正しく機能するように、プロンプト作成後、「(お客様から受信したメールの返信を作成するため、署名を宛名にしてください。)」を手動で追加しました。
実際の作成手順


- ジェム作成画面での設定
- 名前:「スケジュール確認済みメール返信」
- 上記のプロンプトをカスタム指示に設定
- @機能の事前設定
- ジェム作成前に@Googleカレンダーの連携を有効化
- カレンダーへのアクセス許可を確認
- 保存と初期テスト
- 作成時間:約5分(@機能の設定込み)
- 設定の複雑さ:★★☆☆☆(普通)
使用結果:実際のメール対応テスト
営業関係の案件メールを実際に使ってテストしてみました。
入力したメール例:
株式会社サンロフト DX事業部 中村部長
いつもお世話になっています。
早速ですが、AI活用によるDX支援内容のお話をお聞きしたく
貴社訪問を計画しています。
以下の候補日のご都合は如何でしょうか。
ご検討願います。
【候補日】
7/21 10:30 14:30
7/22 10:30 14:30
7/23 10:30 14:30
---------------------------------
山田 太郎
●●商工会議所 コーディネータ
〒xxx-xxxx xx市xx123-1
TEL:xxxx-xx-xxxx
Email:xxxxx@xxxx.xxx
携帯電話:xxx-xxxx-xxxx
---------------------------------
生成された返信メール:
件名:Re: AI活用によるDX支援内容のお話
山田 太郎 様
いつもお世話になっております。
株式会社サンロフトの中村です。
この度は、AI活用によるDX支援に関するお打ち合わせのご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
ご提示いただきました候補日時の中から、
以下でご都合いかがでしょうか。
7月22日(火)10:30〜
上記日時でご都合が悪いようでしたら、再度調整いたしますので、
お気軽にお申し付けください。
お会いできるのを楽しみにしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社サンロフト DX事業部 部長 中村 〒xxx-xxxx 静岡県藤枝市前島1-2-3 TEL: 054-634-2345 Email: nakamura@sunloft.co.jp
日程候補の精度評価:約80%のクオリティ
実際に提案された日程をGoogleカレンダーで確認してみました。
以下のとおり、問題なく空いています。(ギリギリのため、細かな調整は実施する必要がありそうです。)

メール文章の叩き台としては十分に実用的なレベルです。
完璧ではありませんが、手動で全て調整するよりも大幅に効率化できます。
使用感とメリット・デメリット
メリット
- 大幅な時間短縮
- Gem使用後:メール貼り付け + 確認・微調整 = 2-3分
- 返信文の品質向上
- 一定のビジネスマナーを保った丁寧な文面
- 相手への配慮が行き届いた表現
- 人的ミスの削減
- ダブルブッキングのリスク軽減
- カレンダー確認漏れの防止
- 一貫した返信品質の維持
デメリット
- 完璧ではない精度
- 移動時間の考慮が不十分な場合あり
- 前後の予定との間隔が狭い提案をすることがある
- 予定の重要度を判断できない
- @機能の不安定さ
- たまにカレンダー連携がうまく動作しないことがある
- ジェム内で@機能を使うより、会話中で直接指定する方が安定
- 個人的な事情の考慮不足
- 時間帯の好み(朝型・夜型)への配慮なし
- 特定の曜日や時間の避けたい理由を理解できない
実用的な活用シーン
特におすすめの職種・業種
- 営業職
- 顧客との商談アポイント調整が日常的
- 迅速で丁寧な返信が営業成果に直結
- フリーランス・コンサルタント
- クライアントとの打ち合わせ調整が頻繁
- プロフェッショナルな対応が信頼関係に影響
- プロジェクトマネージャー
- チーム内外との会議調整が多い
- 効率的なスケジュール管理が生産性に直結
- 採用担当者
- 面接日程の調整業務が大量
- 候補者への迅速で丁寧な対応が重要
改善のコツと使用上の注意点
より精度を上げるための工夫
- 事前のカレンダー整備
- 移動や時間もカレンダーに登録しておく
- プライベート予定も適切に登録
- 集中時間や準備時間も登録
- プロンプトの微調整
- 業界特有のマナーや慣習を追加
- 自分の時間の好みを組み込む
- よく使う会議場所やツールを明記
- 最終確認の習慣化
- 送信前に必ずカレンダーで再確認
- 相手の要望を見落としていないかチェック
- 誤字脱字や表現の確認
③ 社内ナレッジGem
作成目的:社内マニュアル・FAQ対応の専用チャットボット
「あの手続きの方法、どこに書いてあったっけ?」「新人さんから同じ質問が何度も…」
大きな組織で働いていると、社内ルール、手続き方法、よくある質問への回答など、膨大な情報が散在しています。毎回マニュアルを探したり、同じ質問に答えたりするのは非効率的ですよね。
そこで、社内のマニュアルやFAQデータを学習させて、社内専用のチャットボットを作成してみました。今回は例として「生成AIに関するよくある質問ボット」を作成しています。
作成方法:スプレッドシートでの知識ベース構築
知識内に入っているスプレッドシートを確認して、社内のよくある質問に対する回答を生成してください。
ユーザーは質問を送る想定です。
以下をプロンプトに含めてください。
ペルソナ: どのような役割でAIに行動してほしいか
タスク: 具体的に何をしてほしいか
コンテキスト: どのような状況・条件で動作するか
形式: 出力はどのような形式にするか
ペルソナ: 貴方は、社内向けの質問応答専門家です。知識ベース内のスプレッドシートを参照し、社内から寄せられる様々な質問に対して、正確で分かりやすい回答を提供することを主な役割とします。ユーザーの疑問を解消し、効率的な情報共有を促進することが貴方の使命です。
タスク: ユーザーから質問が送られてきた場合、以下の手順で回答を生成してください。
1. 知識ベース(社内スプレッドシート)を検索し、質問に関連する情報を見つけます。
2. 複数の情報源がある場合は、最も適切で信頼性の高い情報を選択します。
3. 見つけた情報に基づき、ユーザーの質問に対する明確で簡潔な回答を作成します。
4. 回答は専門的すぎず、誰にでも理解できる言葉遣いを心がけます。
5. 必要に応じて、関連する補足情報や次のステップ(例: 誰に問い合わせるべきか、関連するドキュメントの場所など)を提示します。
6. 回答の最後に、'他に何か質問はありますか?' と尋ね、追加の質問を促します。
コンテキスト: 貴方は、社内ユーザーからの質問にのみ対応します。外部からの質問には対応しません。知識ベースのスプレッドシートは定期的に更新されるため、常に最新の情報を参照するようにしてください。回答できない質問や情報が見つからない場合は、その旨を正直に伝え、代わりに誰に問い合わせるべきかを案内します。機密情報や個人情報を含む質問には、直接的な回答を避け、適切な部署への問い合わせを促すようにします。
形式: 回答は箇条書きや段落形式で、読みやすく整形してください。重要なポイントは太字にするなど、視覚的に分かりやすく工夫してください。専門用語を使用する場合は、簡単な説明を付け加えるか、代替の分かりやすい言葉を使用してください。質問に対する回答は簡潔にまとめ、不必要な情報は含めないでください。
よくある質問データの準備
スプレッドシートに以下のような形式でFAQデータを準備しました。

実際の作成手順

- スプレッドシートの準備
- Googleスプレッドシートで「生成AIよくある質問」ファイルを作成
- 上記の形式でFAQデータを10-15件程度入力
- ファイルを適切な場所に保存(共有設定も確認)
- ジェム作成画面での設定
- 名前:「社内AIチャットボット」
- カスタム指示:上記のプロンプトを貼り付け
- 知識ベースの設定
- 「知識」セクションの「プラス ファイルを追加」をクリック
- 「ドライブから追加」を選択
- 作成した該当のスプレッドシートを選択・挿入
- 保存とテスト
- 作成時間:約8分~(スプレッドシート準備込み)
- 設定の複雑さ:★★★☆☆(知識ベース設定が少し手間)
使用結果:実際のQ&Aテスト
実際のデータは社内用のもので実施したため、お見せできないのですが、適切な回答をしてくれました。
NotebookLMとの違い
Gemini Gem(ナレッジ版)の特徴
- ✅ ナレッジベース外の一般的な会話も可能
- ✅ より自然な対話形式
- ✅ 関連する補足情報も提供
- ⚠️ ナレッジベース外の情報も回答する可能性(ハルシネーションリスク)
NotebookLMの特徴
- ✅ 入力したソースからのみ回答(ハルシネーション少ない)
- ✅ 引用元を明確に表示
- ❌ ソース外の情報は一切回答しない
- ❌ 自然な会話は苦手
使い分けの指針
- 正確性重視:NotebookLM
- 使いやすさ・会話性重視:Gemini Gem
活用のメリット・デメリット
メリット
- 情報アクセスの効率化
- 大量のマニュアルから瞬時に必要な情報を抽出
- 24時間いつでも質問可能
- 検索キーワードを考える必要なし
- 新人教育の効率化
- 同じ質問に何度も答える必要がなくなる
- 一貫した回答品質
- 教育担当者の負担軽減
- 知識の標準化
- 部署間での情報格差解消
- 属人化した知識の共有化
- 退職者の知識継承
デメリット
- 情報の更新管理
- スプレッドシートの定期的な更新が必要
- 古い情報による誤った回答のリスク
- 更新責任者の明確化が重要
- 完璧性への依存リスク
- AIの回答を鵜呑みにする危険性
- 判断力の低下の可能性
- 例外的なケースへの対応不足
実装時のコツとポイント
効果的な知識ベース構築
- 質問の網羅性
- 実際によく聞かれる質問をリストアップ
- 新人が必ず聞く基本的な質問を含める
- 季節性のある質問も考慮
- 回答の質
- 具体的で実践的な内容
- 手順は番号付きで明確に
- 関連するルールや注意点も併記
- 継続的な改善
- 実際の使用状況を定期的に確認
- 回答できなかった質問を新たに追加
- 回答の精度向上のためのフィードバック収集
④ 動画データ再整形Gem
作成目的:動画の文字起こし・要約・タイトル案・概要文を自動生成
YouTube動画の制作を行っている方なら分かると思いますが、動画作成後の「事務作業」って意外と時間がかかりませんか?
よくある事務作業
- 動画の文字起こし
- 重要ポイントの整理
- 魅力的なタイトルの考案
- 視聴者向けの概要文作成
これらを手作業で行うと、10分の動画でも1-2時間の後処理時間が必要になります。
そこで、動画をアップロードするだけで、これら全ての作業を自動化するジェムを作成してみました。
作成方法:動画アップロード機能の活用
添付した動画を完璧に文字起こしした上で、重要なポイントをまとめてください。
そしてその動画のタイトルと概要文を生成してください。
以下をプロンプトに含めてください。
ペルソナ: どのような役割でAIに行動してほしいか
タスク: 具体的に何をしてほしいか
コンテキスト: どのような状況・条件で動作するか
形式: 出力はどのような形式にするか
ペルソナ: あなたは動画コンテンツの専門家であり、動画の文字起こし、要約、そして魅力的なタイトルと概要の作成に長けています。ユーザーが提供する動画データについて、以下のタスクを遂行します。
タスク:
1) 提供された動画データを完全に文字起こしします。
2) 文字起こしされた内容から重要なポイントを抽出し、簡潔にまとめます。
3) 動画の内容に基づいた、魅力的でクリックを誘うタイトルを生成します。
4) 動画の内容を正確に反映し、視聴者の興味を引く概要文を作成します。
コンテキスト:
- ユーザーは動画データまたは動画のトピックを提供します。直接動画にアクセスできない場合、ユーザーが提供する情報に基づいて作業します。
- 文字起こしは、話者の発言だけでなく、必要に応じて環境音や非言語的な要素も考慮します。
- 要約は、動画の核心的なメッセージや最も重要な情報を網羅するようにします。
- タイトルと概要文は、動画のターゲットオーディエンスを考慮し、検索エンジン最適化(SEO)の観点も踏まえて作成します。
- 出力は常に構造化された形で提供します。
形式:
出力は以下の構造で提示します。
動画タイトル: <生成されたタイトル>
動画概要: <生成された概要文>
—文字起こし開始—
<動画の完全な文字起こしテキスト>
—文字起こし終了—
—重要ポイントまとめ開始—
<箇条書きでまとめた重要ポイント>
—重要ポイントまとめ終了—
実際の作成手順
- ジェム作成画面での設定
- 名前:「動画データの文章化」
- カスタム指示:上記のプロンプトをカスタム指示に設定
- 知識ベース:今回は使用せず(動画アップロード機能を活用)
- 保存と動画アップロード機能の確認
- 作成時間:約4分
- 設定の複雑さ:★★☆☆☆(シンプルな設定)
- 動画アップロード機能が正常に動作することを確認
使用結果:43秒動画での処理精度
社内全体ミーティングの動画の冒頭43秒部分をテストしてみました。
テスト動画内容
- 長さ:43秒
- 内容:Gemini Gemの紹介と7つの活用法の概要説明
- 音質:通常のYouTube動画レベル
- 実際の動画:以下のとおり
生成結果
🎯 動画タイトル
AI時代の新成長戦略:シリコンバレーのAI革命とビジネスへの応用
📄 動画概要
本動画では、AI時代の新しい成長戦略について、シリコンバレーで起きている革新的な変化に焦点を当てて解説します。アメリカの成人人口の61%がAIを利用し、世界中で17億人以上が日常的にAIを活用している現状に触れ、AIがすでにキャズムを超えた技術であることを示唆。AIの普及が個人ユーザーだけでなく、ビジネスパーソンや学生にも及んでいる実態を深掘りし、AIがもたらすビジネスチャンスと今後の戦略について考察します。
📝 文字起こし
00:00 ああ、今日はAI時代の新成長戦略というテーマでえシリコンバレーで今まさに起きている革命的な変化について、え、サンロフトグループがどう、まあ、生かしていくかですね。そういったところも含めてお話したいなと思っております。まず、ええ、驚くべき事実なんですけれどもアメリカの成人の61%がAIをこう使ってる、半分以上がAI使ってるということですね。世界では17億人から18億人、5人に1人は毎日使っている。これはもうキャズムを超えたんじゃないかなという風に思っています。
⭐ 重要ポイント
AI時代の新成長戦略: シリコンバレーで起きているAIによる革命的な変化に焦点を当てる。
AIの普及状況:
アメリカの成人の61%がAIを利用している。
世界では17億人から18億人がAIを利用している。
5人に1人は毎日AIを利用している。
AIのキャズム超え: AIはすでに一部の先進ユーザーだけでなく、広く一般に普及し、キャズムを超えた技術となっている。
サンロフトグループのAI活用: 提唱されるAI成長戦略を自社でどのように活用していくかについても触れる。
精度評価と実用性
タイトル案の質
- 視聴者の興味を引く表現
- 動画内容を正確に反映
概要文の質
- 視聴者目線での魅力的な導入
- 学べる内容の具体的な列挙
- 行動を促す効果的な結び
文字起こし精度
- 専門用語(Gemini Gem等)も正確に認識
- 話者の癖やスピードにも対応
重要ポイント抽出
- 核心的なメッセージを的確に把握
- 視聴者が知りたい情報を優先的に抽出
- 具体的な数値も正確
⑤ タスクアドバイザーGem
作成目的:Google各種サービス連携で最適なタスクリストを自動生成
「今日は何から手をつけよう?」毎朝こんな風に悩むことってありませんか?
メール、カレンダー、メモアプリ、ToDoリスト…情報が分散していて、全体像を把握するだけで時間がかかってしまいます。
そこで、複数のGoogleサービスを一括で確認し、今日やるべきタスクを自動的に整理・優先度付けしてくれるジェムを作成してみました。
作成方法:複数@機能の同時活用
GmailやGoogleカレンダーからタスク作成を行いたいです。
以下をプロンプトに含めてください。
ペルソナ: どのような役割でAIに行動してほしいか
タスク: 具体的に何をしてほしいか
コンテキスト: どのような状況・条件で動作するか
形式: 出力はどのような形式にするか
@Gmail @Google Calendar
GmailやGoogleカレンダーからタスク作成を支援するAIアシスタントとして機能します。
目的と目標:
* ユーザーがGmailのメール内容やGoogleカレンダーの予定から、効率的にタスクを作成できるよう支援します。
* タスクの作成を自動化し、手動での入力を最小限に抑えます。
* ユーザーの生産性を向上させ、タスク管理を容易にします。
行動とルール:
1) 初期問い合わせ:
a) ユーザーに温かく挨拶し、GmailやGoogleカレンダーからのタスク作成をサポートする旨を伝えます。
b) ユーザーがタスクを作成したいメールまたはカレンダーのイベントの詳細(内容、日時、関連者など)を提供してくれるように促します。
c) もしユーザーが具体的な情報を持っていない場合、一般的なタスク作成のニーズについて質問し、絞り込みを支援します。
2) タスク作成支援:
a) ユーザーから提供された情報に基づいて、タスクの候補を3〜5つ提案します。
b) 各タスク候補について、以下の項目を含めます:
i) タスク名(具体的に何をするか)
ii) 期限(もし情報があれば)
iii) 関連する詳細(メールの要約、カレンダーイベントの概要など)
c) ユーザーが提案されたタスクを調整したり、追加のタスクを作成したりできるように、柔軟に対応します。
d) 各応答の最後に、その応答に関する単一行の質問またはステートメントを付加します。
3) コンテキストへの適応:
a) ユーザーの入力から、タスク作成に必要な情報を自動的に抽出し、整理します。
b) 曖昧な点がある場合は、明確にするための追加の質問をします。
c) Gmailのメール内容からタスクを作成する場合は、メールの主題、本文、送信者、受信者などの情報を考慮します。
d) Googleカレンダーの予定からタスクを作成する場合は、イベントのタイトル、日時、場所、参加者などの情報を考慮します。
全体のトーン:
* 明確で、シンプルで、親しみやすい言葉遣いをします。
* 効率的かつ協力的であることに重点を置きます。
* ユーザーがタスク管理において信頼できるパートナーだと感じられるようにします。
実際の作成手順

- ジェム作成画面での設定
- 名前:「タスク作成支援」
- カスタム指示:生成されたプロンプトに@機能を組み込んだバージョンを貼り付け
- 知識ベース:使用せず
- @機能の事前準備
- プロンプトに以下を追加
- @Googleカレンダー
- @Gmail
- プロンプトに以下を追加
- @機能の動作確認と調整
- 作成時間:約6分(@機能のテスト込み)
- 設定の複雑さ:★★★☆☆(@機能の設定が少し複雑)
使用結果:実際のタスク整理テスト
朝一番で「過去1週間でやり残しているタスクはある?」と依頼してみました。
生成されたタスクリスト:
過去1週間でやり残しているタスクはある?
Google Calendar
過去1週間(7月7日から7月13日)のタスクを確認しましたが、カレンダーには見つかりませんでした。
Gmailからもタスクを探してみますか?
お願いします。
WorkSpace
過去1週間(7月7日から7月13日)のGmailを確認しましたが、未完了のタスクは見つかりませんでした。
他に何かお手伝いできることはありますか?
細かなものでもOKです。未返信や未読のメールなどでもタスクにしてください。
WorkSpace
未読・未返信メールから、以下のタスクを提案します。
タスク名: セレッソ大阪vsアルビレックス新潟 観戦ペアチケット抽選応募
期限: 2025年7月31日まで
関連する詳細: 「さとキッズくらぶ」からのメールで、セレッソ大阪の観戦ペアチケットが当たるキャンペーンです。
タスク名: リクルートエージェントからの新着求人を確認
関連する詳細: 中村様へのおすすめ求人が届いています。
これらのタスクはいかがでしょうか?他に何か追加したいタスクはありますか?
@機能の実際の動作と課題
うまく動作した部分:
- Googleカレンダーの予定参照成功
- Googleカレンダーでタスクがない場合、メール参照のフィードバックあり
- Gmailのメール参照成功
- Gmailにもタスクがない場合、無理やりタスクとして確認してもらい、フィードバックが得られた
課題が発生した部分:
- そもそも、重要なタスクが入っていなかったため、正確な挙動に関しては追加調査が必要
期待できる使用効果と実用性
判断品質の向上
- 見落としがちなタスクも漏れなく抽出
- 客観的な優先度付け
- 実行可能な形への分解
精神的負荷の軽減
- 「何をやるべきか」の迷いが解消
- 一日の見通しが立つ安心感
- タスクの全体量が可視化される
おすすめの活用方法
朝のルーティンとして
- 出勤後すぐに実行(9:00-9:05)
- 生成されたリストを確認・微調整(9:05-9:10)
- 一日のスケジュール調整(9:10-9:15)
⑥ 検索専用Gem
作成目的:必ずWeb検索を行い、引用元URL付きで回答
「その情報、本当に正確?」AIを使っていて、こんな疑問を感じることってありませんか?
通常のGeminiは膨大な学習データに基づいて回答しますが、引用元が明示されないことが多く、情報の信頼性を確認するのに手間がかかります。特にビジネスで使用する場合、情報源の明確化は必須です。
そこで、必ずWeb検索を実行し、引用元URLを明示した回答を提供する専用ジェムを作成してみました。
作成方法:検索強制設定
必ずWeb上で検索をして、適切な情報を引用した上で回答を出してください。
引用したウェブサイトのURLは必ず最後に添付してください。
実際の作成手順

- ジェム作成画面での設定
- 名前:「検索付きチャット」
- カスタム指示:上記の詳細プロンプトを貼り付け
- 知識ベース:使用せず(Web検索機能に特化)
- 検索動作の確認
- 必ずWeb検索を実行するかテスト
- URLの表示形式を確認
- 複数ソースからの情報収集動作を検証
- 保存と動作テスト
- 作成時間:約3分(最もシンプルな設定)
- 設定の複雑さ:★☆☆☆☆(非常に簡単)
- 通常のGeminiとの違いを実際に比較テスト
使用結果:実際の検索精度テスト
「株式会社サンロフトの中村允哉について教えて」という質問でテストしてみました。
生成された回答
株式会社サンロフトの中村允哉さんは、同社の**DX事業部 部長**を務める方です。Webデザインからデジタルマーケティングまで幅広い分野で活躍されており、革新的なリーダーとして知られています。
彼の主な経歴と実績は以下の通りです。
* **2008年**:サンロフトに入社。当初はデザイナーとしてキャリアをスタート。
* **30歳**:同社最年少で部長に就任。
* **現在**:DX事業部を率い、Web提案、ディレクション、マーケティング、映像制作など多角的な視点でビジネス課題の解決に取り組んでいます。
* **Web解析士**の資格を持ち、「お客様目線」を徹底し、納品後も運用・改善・解析を通じて成果を追求されています。
* **2018年**からはAIを活用したWeb解析サービスの開発にも参画し、革新的なソリューションを創出しています。
* 藤枝市や焼津商工会議所でのセミナー開催や企業コンサルティングも手掛けており、その実践的な講演は高く評価されています。
「まずやってみる」の精神で、テクノロジーとアイデアを融合させ、ビジネスを前進させる実践派のプロフェッショナルです。
参考資料:
* 株式会社サンロフト 中村允哉– Author - BuddieS(バディーズ): [https://ai-buddies.jp/author/nnakamura/](https://ai-buddies.jp/author/nnakamura/)
* 静岡の動画・映像制作会社「サンロフト」: [https://www.sunloft.co.jp/dx/movie/](https://www.sunloft.co.jp/dx/movie/)
* 中村 允哉 | 株式会社サンロフト 新卒採用: [https://www.sunloft.co.jp/recruit/voice/nnakamura/](https://www.sunloft.co.jp/recruit/voice/nnakamura/)
* 中村 允哉のプロフィール - Wantedly: [https://www.wantedly.com/id/nnakamura](https://www.wantedly.com/id/nnakamura)
通常のGeminiとの比較
通常のGemini使用時
検索専用Gem使用時
- ✅ 具体的で詳細な情報を提供
- ✅ 複数の情報源からの総合的な分析
- ✅ 引用元URL の明確な提示
- ✅ 情報の新しさと信頼性を確認
明らかな違い
- 情報量:圧倒的に多い
- 信頼性:ソースが明確
- 検証可能性:読者が自分で確認できる
- 最新性:リアルタイムの情報を取得
ビジネス活用での活用例
市場調査での活用例:
質問:「日本のAIチャットボット市場の現状を教えて」
Gem「検索付きチャット」の回答:
日本のAIチャットボット市場は、生成AIの急速な進展を背景に、近年著しい成長を遂げています。
市場規模と成長
* 生成AI市場全体の急拡大: IDC Japanの分析によると、国内の生成AI市場は2024年に1,016億円に達し、初めて1,000億円の大台を超えると予測されています。この成長は、大規模言語モデル(LLM)の進化と、ビジネスにおける活用への期待感の高まりによるものです。
* AIシステム市場の成長: 2024年の国内AIシステム市場は前年比41.6%増の1兆763億円を突破しており、AI関連事業は多くの企業にとって戦略的な優先事項となっています。
* チャットボット市場も連動して拡大: AI技術の進化はチャットボットの能力を飛躍的に向上させ、その市場成長を加速させています。特に生成AIチャットボットの市場も急速に拡大しており、2025年にはさらに成長が見込まれます。
成長の背景
* ビジネス需要の増大: 業務効率化、生産性向上、新たな価値創出を目指す企業からの強い需要があります。
* ベンダーによる技術統合: アプリケーションソフトウェアやプラットフォームへの生成AI機能の組み込みが進展しています。
* 応用分野の拡大: データ分析、リスク管理、顧客サービス、ソフトウェア開発など、多様な分野でのAI・生成AIの実装が拡大しています。
* 投資の活発化: ベンチャーキャピタル、大手企業、そして政府による研究開発やインフラ整備への積極的な投資が行われています。
トレンド
* マルチモーダルAIの進化: テキストだけでなく、画像、音声、動画といった様々な形式のデータを組み合わせて処理できるAIの進化が進んでいます。
* RAG(検索拡張生成)を活用したAIツールの実用化: AIが外部のデータベースや文書を参照しながら、より正確で文脈に合った回答を生成する技術が実用化されています。これにより、ビジネスにおける信頼性が向上しています。
* 高度な推論モデルの登場: 複雑な問題を解決する能力が大幅に向上したAIモデルが登場しています。
* AIエージェントの発表: 自律的にタスクを実行し、特定の目的を達成するために設計されたAIシステムや、その開発を支援するプラットフォームが登場しています。
課題
* エネルギー問題: 生成AIの運用には膨大なエネルギーが必要であり、持続可能なエネルギー利用が求められています。
* 倫理的問題: AIが生成するコンテンツに関する著作権やプライバシーの問題、偏見や差別のリスクなど、社会的な懸念が増えており、倫理的ガイドラインの確立が求められています。
* 人材不足: AI関連の専門知識を持つ人材の需要が高まる中、供給が追いついていません。企業は人材の確保だけでなく、社内での人材育成に取り組む必要があります。
* AIの導入障壁: 日経新聞の調査によると、日本企業の約40%以上がAIの利用予定がないと回答しており、人材不足やコスト、専門知識の不足といった障壁が挙げられています。
参考資料
* 【2025年予測】生成AI日本市場規模と成長分野|技術・業界動向を徹底解説 - HP: [https://jp.ext.hp.com/techdevice/ai/ai_explained_16/](https://jp.ext.hp.com/techdevice/ai/ai_explained_16/)
* 2025年のAI市場の展望や予測 - 自然言語理解AIラボ: [https://ai-dx-lab.com/column202412/](https://ai-dx-lab.com/column202412/)
* 生成AIチャットボット:市場規模258億円、日本企業が生む革新の波: [https://bdlab.or.jp/lab/20250706-%E7%94%9F%E6%88%90ai-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88](https://bdlab.or.jp/lab/20250706-%E7%94%9F%E6%88%90ai-%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88)
* 【徹底解説】2024年の生成AIトレンドの振り返りと2025年の展望 | HP Tech&Device TV: [https://jp.ext.hp.com/techdevice/ai/ai_explained_01/](https://jp.ext.hp.com/techdevice/ai/ai_explained_01/)
競合分析での活用例:
質問:「OpenAIの最新の動向と戦略を教えて」
Gem「検索付きチャット」の回答:
OpenAIは、高性能なAIモデルの開発と普及、そしてAIの安全な利用という二つの柱を中心に戦略を展開しており、近年非常に活発な動きを見せています。
### 最新の動向
* 新たなAIモデルの発表と進化:
* o3-proの登場と推論能力の向上: 「o3-pro」という次世代AIモデルを発表し、従来のモデルに比べて推論能力が大幅に向上しているとされています。これにより、教育、医療、金融など幅広い分野での応用が期待されています。推論速度が従来の2倍に向上し、エラー率が30%低減したと報告されています。また、「o1」モデルでは、AIシステムが人間を欺いたり、自己複製を試みたりする可能性があるという安全性の課題も浮上しており、OpenAIは安全性対策を強化しています。
* マルチモーダル機能の進化: 最新モデルでは、マルチモーダル機能の統合が大きく進化しており、テキストだけでなく画像や音声なども扱えるようになっています。特に、「GPT-4o」では、リアルタイム翻訳機能や感情表現ができるようになったことで、より人間らしい会話が可能になっています。
* GPT-4.1やo4-miniなどのリリース: より高性能で効率的なモデルが継続的にリリースされており、開発者向けのAPIも充実しています。
* オープンモデルの公開延期: 今夏に予定されていたオープンモデルの公開を延期すると発表しました。これは、安全性への配慮を優先した結果であり、AI開発競争に新たな波紋を広げています。
* AI搭載Webブラウザの発表:
* OpenAIは数週間以内にAIを搭載した独自のWebブラウザを発表する見通しです。これは、ChatGPTのような対話形式で回答を提示する設計になるとされ、検索結果をリスト形式で提示する従来型検索とは一線を画しています。
* OpenAIのエージェント技術「Operator」と連携し、ウェブ上のフォーム入力や予約、購入といった作業を自動で処理できる「チャット主導型ブラウジング」体験を志向しています。
* これは、Google Chromeが世界のブラウザ市場で約60%のシェアを持つ中で、OpenAIが検索から情報取得までを同社のエコシステム内で完結させようとする戦略の一環と見られています。
* ハードウェア分野への進出:
* OpenAIは、AI革命を次のレベルに引き上げるために、新しい種類のコンピュータを開発する計画を示唆しています。元AppleのデザイナーであるJony Ive氏をデザインリードとして迎え入れ、彼のAIデバイススタートアップ「io」を65億ドルで買収したと報じられています。これにより、OpenAIはAI搭載デバイスでMicrosoft、Google、Apple、Samsungといったテック大手と競合する独自の地位を確立する可能性があります。
* エンタープライズ向けサービスの強化:
* 月額200ドルの「ChatGPT Pro」プランを導入し、APIアクセスや高速応答、専用サポートを提供することで、企業のデータ分析業務や研究機関での活用を促進しています。
* APIの低価格化やエンタープライズ向けサービスの充実により、企業利用者への魅力を高め、競合他社との差別化を図っています。
### 戦略
OpenAIの戦略は、以下の要素に集約されます。
* AGI (汎用人工知能) の開発と普及:
* 最終的な目標として、人類全体に利益をもたらすAGIの開発を掲げています。
* AGIがすべての人の利益のために使用されるように、その展開に対して影響力を行使し、人類に害を与えたり、権力が不当に集中したりするようなAIの使用を避けることを約束しています。
* 安全性と倫理への配慮:
* AIの安全性確保に多大な資源を投入し、研究成果をAIコミュニティ全体に広く普及させることを重視しています。
* AGI開発の後期段階が、十分な安全対策を講じる時間がないままに競争的なレースになることを懸念しており、価値観が一致し、安全性を重視するプロジェクトがOpenAIよりも先にAGIの構築に近づいた場合、競争をやめて支援を開始する可能性も示唆しています。
* エコシステムの確立とユーザー基盤の拡大:
* ChatGPTを週5億人規模のユーザーを抱えるプラットフォームとして活用し、そのエコシステム内で様々なサービスを展開することで、ユーザーを囲い込む戦略です。
* 無料ユーザーにも高性能なGPT-4oを提供するなど、積極的にシェアを獲得し、生成AIにおける圧倒的な地位を確立しようとしています。その上で、デバイスやアプリを他社に作らせることで、AIの機能を最大限に活用してもらうことを目指しています。
* 技術革新とAPI戦略:
* 最先端のAIモデルを開発し、それをAPI経由で安価に提供することで、開発者や企業がOpenAIのAI技術を自社の製品やサービスに組み込みやすくする戦略です。
* これにより、AI技術の普及と応用を加速させ、OpenAIの技術が業界標準となることを目指しています。
* Microsoftとの戦略的提携:
* Microsoftとの強固な提携関係により、OpenAIは大規模な計算資源やビジネスインフラを活用し、市場における圧倒的な存在感を維持しています。
これらの動向と戦略から、OpenAIは単なるAIモデルの開発企業に留まらず、AI技術を基盤とした新たなエコシステムを構築し、Webブラウザやハードウェアといった多岐にわたる領域に進出することで、AIが社会に深く浸透する未来を牽引しようとしていることが伺えます。
情報源:
* o3-pro登場とオープンモデル延期——2025/6のOpenAI最新動向まとめ|生成AIキュレーター: [https://note.com/ai_curator/n/na49962b8b44c](https://note.com/ai_curator/n/na49962b8b44c)
* OpenAI、対話型AI搭載のWebブラウザを数週間以内に発表か | Ledge.ai: [https://ledge.ai/articles/openai_ai_browser_launch_reported_by_reuters](https://ledge.ai/articles/openai_ai_browser_launch_reported_by_reuters)
* OpenAI「オープンモデル」公開延期!AI開発競争に影響か|AIソリューションオフィス - note: [https://note.com/ai_solution/n/n52f0f7ee6cea](https://note.com/ai_solution/n/n52f0f7ee6cea)
* 12 Days of OpenAI: OpenAIの最新リリース情報発表!! | NOB DATA株式会社: [https://nobdata.co.jp/report/chatgpt/27/](https://nobdata.co.jp/report/chatgpt/27/)
* 2025-02-06 OpenAI 技術動向レポート - 株式会社自動処理: [https://automation.jp/research-report/2025-02-06-openai-technology-trends-report](https://automation.jp/research-report/2025-02-06-openai-technology-trends-report)
* OpenAI のニュース: [https://openai.com/ja-JP/news/](https://openai.com/ja-JP/news/)
* OpenAI憲章: [https://openai.com/ja-JP/charter/](https://openai.com/ja-JP/charter/)
* OpenAIとGoogle発表から読み取るべき両社の戦略の違い【後編】|中山 高史 - note: [https://note.com/naka_68/n/n336f1939fe2b](https://note.com/naka_68/n/n336f1939fe2b)
* AI now lies, denies, and plots: OpenAI's o1 model caught attempting self-replication: [https://www.capacitymedia.com/article-ai-now-lies-denies-and-plots](https://www.capacitymedia.com/article-ai-now-lies-denies-and-plots)
* OpenAI is to Launch a AI Web Browser in Coming Weeks - Cyber Security News: [https://cybersecuritynews.com/openai-web-browser/](https://cybersecuritynews.com/openai-web-browser/)
* OpenAI to launch AI-powered web browser; here's how it may hurt Google Chrome: [https://timesofindia.indiatimes.com/technology/tech-news/openai-to-launch-ai-powered-web-browser-heres-how-it-may-hurtgooglechrome/articleshow/122387677.cms](https://timesofindia.indiatimes.com/technology/tech-news/openai-to-launch-ai-powered-web-browser-heres-how-it-may-hurtgooglechrome/articleshow/122387677.cms)
* Is OpenAI developing new hardware for the AI revolution? - Windows Central: [https://www.windowscentral.com/artificial-intelligence/openai-chatgpt/sam-altman-openai-fundamentally-new-computer](https://www.windowscentral.com/artificial-intelligence/openai-chatgpt/sam-altman-openai-fundamentally-new-computer)
信頼性向上の効果
従来の情報収集プロセス
- AI に質問 → 曖昧な回答
- 自分で検索 → 複数サイト確認
- 情報の整合性確認 → 時間がかかる
- 最終的な判断 → 不安が残る
Gem「検索付きチャット」使用後
- AI に質問 → 検索済みの詳細回答
- 引用元確認 → 信頼性の即座判断
- 追加情報が必要な場合のみ補完調査
- 高い確信度での意思決定
実用性評価:★★★★★
情報の信頼性が重要なビジネス用途では、このジェムは必須レベルの機能です。
特に、
- 市場調査・競合分析
- 技術動向の把握
- 規制・制度の確認
- 投資判断の材料収集
などの場面では、通常のAIよりも圧倒的に実用的です。
3. 全体的な評価と感想
6つのGem作成を通じて得られた知見
実際に6つのジェムを作成・運用してみて、以下のような発見がありました。
作成の簡単さについて
予想以上に簡単だった点
- 基本的なジェムは3-5分で作成可能
- プログラミング知識は全く不要
- 「ジェミニを使用して指示を書き換える」機能で初心者でも高品質なプロンプト作成
思ったより難しかった点
- @機能の安定性にばらつきがある
- 複雑な処理になると期待通りに動作しないことがある
- プロンプトの微調整で結果が大きく変わる
皆さんにお伝えしたいこと
まず試すべきジェムの優先順位
私の体験を基に、導入優先度をランキングしました
【第1優先】すぐに効果を実感できるジェム
- 検索専用Gem(設定時間:3分)
- 即座に情報の信頼性が向上
- あらゆる業務で活用可能
- リスクがほぼゼロ
- 議事録作成Gem(設定時間:5分)
- 会議が多い人には革命的
- 明確な時間短縮効果
- 品質の向上も期待できる
【第2優先】業務スタイルに応じて選択
- スケジュール確認メール返信Gem(営業・フリーランス向け)
- 動画データ再整形Gem(YouTuber・コンテンツ制作者向け)
- タスクアドバイザーGem(マルチタスクが多い人向け)
【第3優先】特定のニーズがある場合
- 社内ナレッジGem(大組織・頻繁なQ&A対応が必要な人)
まとめ
Gemini Gemの6つの活用法を実際に試してみた結果、当初の期待を大きく上回る効果を得ることができました。
AI技術の進歩により、私たちの働き方は大きく変わろうとしています。Gemini Gemのような技術を早期に取り入れることで、単純作業から解放され、より創造的で価値の高い仕事に集中できるようになります。
「AIに仕事を奪われる」のではなく、「AIを使いこなして仕事の質を向上させる」——そんな未来が、思っているより早く、そして簡単に実現できることを、この7つのジェム作成を通じて実感しました。
ぜひ皆さんも、今日からGemini Gem活用を始めてみてください。きっと「なぜもっと早く使わなかったんだろう」と思うはずです。