【デモ体験レポート①】90分で体験した『業務を変える』新発想

こんにちは!サンロフトDX事業部の中村です。先日、お客様先でBuddieS(バディーズ)のデモンストレーションを行ってきました。「AIは使ってみたいけど、デモって何をするの?」と思っている方も多いはず。そこで、実際のデモの流れをご紹介します!
デモの流れ:90分でわかるAI業務改革
今回ご訪問したのは、H社様。
従業員数250名程で、2024年度の売上高は約72億円のお客様。素晴らしい!
医薬品・化粧品・化学品業界向けに、生産管理や品質管理、包材検査などのシステムやソリューションを提供しており、部長様含む営業・開発各種メンバーの6名でご参加いただきました。
■ はじめの15分:ご挨拶と課題ヒアリング
まずは参加者全員に自己紹介いただき、AIに関する経験や期待を伺います。
N部長は率直に「去年色々試した結果で、まだ使えないねっていうのがうちの事業部の結論」と教えてくれました。特に「議事録を半年前に色々なツールを試したけどニュアンスが違って使えなかった」「テスト計画書を自動生成したかった」という具体的なニーズがあったようです。
このように具体的な課題をお聞きしながら、デモの内容を調整していきます。
■ 続く20分:BuddieS(バディーズ)の基本コンセプト紹介
BuddieS(バディーズ)の製品のことを話をしたいのは山々ですが、まずは地方中小企業の現状からお話することを心がけています。
「中小企業の皆さんにとって、AIは使った方がいいと言われているけれど、実際どう使えばいいかわからないという声をよく聞きます。毎年開催しているIT経営フォーラムでも、『DX推進室に任命されたけど、正直何をやったらいいかわからない』というお声をたくさんいただきます。」


「ChatGPTを個人的に使われている方も多いと思いますが、あのチャットボットに何を入力すれば業務効率化できるのか、わからないという悩みがありませんか?適当なことをAIに入力すると、適当な回答しか返ってこないんですよね。これでは業務に使えないという声が多くなっています。」

「そこでBuddieS(バディーズ)では、ChatGPT、Claude、Geminiなど複数のAIエンジンをうまく切り替えながら、業務に最適なものを使っていきます。また、私たちが『超最適化プロンプト』を作っているので、AIとのコミュニケーションが知識がなくても簡単にできるようになっています。」
「例えば、見積書を作るAIや提案資料を作るAIがあれば、AIが必要な情報を質問してくれて、それに答えるだけで最適な回答が得られます。AIとのラリーが知識がなくてもできる—これが私たちのサービスの一番のポイントです。」

参加者の皆さんは「情報があまり流出するのは気を付けなきゃいけない」「ちょっと迂闊に簡単にファイルを、AIに渡してもらうとかっていうのをちょっと控えてるところ」とセキュリティ面での懸念をお聞かせくださいました。

「BuddieS(バディーズ)でできることは、主に文章作成に関わる業務です。日常業務では文章作成、議事録作成、メール返信などに使えます。また、マーケティング系ではウェブ集客のための文章作成やSEO対策、データ分析では顧客満足度アンケートの分析などにも活用できます。さらに、アイデア創出や提案資料作成にも力を発揮します。」
このような説明をしながら、各AIの特徴や、なぜ複数のAIを使い分けることが重要なのかをわかりやすく説明します。
「適当なことをAIに食わせもと適当なことしか返ってこないので、これじゃ全然業務使えないじゃんみたいな声が多くなっているんです。だからAIと会話のラリーをする必要があるんです。」と説明すると、皆さん頷いていました。
■ 本編40分:実際の機能デモンストレーション
いつもデモンストレーションをする際には、お客様により興味を持っていただけるよう、その場で内容を組み替えます。
①複数AIの使い分け・比較
「2025年のアメリカ大統領を教えてください」と各AIに質問してみました。


すると、ChatGPTは「情報がない」、Geminiは「バイデン」と誤回答、Perplexityは最新情報を取得して「トランプ」と正確に回答!



「各AIに対して2025年のアメリカの大統領を教えてくださいていうと、やっぱり学習してるデータがちょっと古いんですよね。今2023年の2月とか、ChatGPTはそんな感じなんですけど、情報持ってないよとか。Geminiに関してはもうバイデンですってちょっと自信持って言ってますけど、いや違うやんけみたいな…」
この実演に皆さん「へえ〜」と反応され、AIによる違いを実感されたようです。
複数AI連携の実例(観光モデルコース作成機能)
静岡市のオクシズエリアのモデルコースをAIが提案するデモを実施しました。
このデモの最大のポイントは、各AIの得意分野を活かした複合的な活用方法です。
「静岡市のモデルコースをAIが提案してくれたらいいよね」というところから始め、まず最初のステップでは、「オクシズエリアっていうエリアを一旦入れてチャット開始します」と説明しました。
「今、裏側ではジェミニが動いてます」と解説しながら、ターゲット分析を行い、「アウトドア愛好家」「リラクゼーション志向」「家族連れ」などのターゲット候補を自動生成。Geminiがターゲット設定に特に優れていることを示しました。
次に「この骨子を作るのは、裏側でPerplexify(パープレキシティ)っていうウェブ検索が動いてて」と説明。
Perplexityが最新の観光情報をウェブから収集し、実在する観光スポットや正確な情報だけを抽出することで、「嘘の情報が掲載されない」信頼性の高いデータを提供する仕組みを紹介しました。
そして「その結果を文章が得意なClaude(クロード)に渡して」と続け、最終的な文章構成と表現をClaudeが担当することで、読みやすく魅力的な観光コース案内が完成する流れを示しました。



「提案資料作るにしても、各ステップが多分あると思うんですよね。そこに応じて使ってくAIモデルをこう切り替えて最適なものを出していきます」
参加者の皆さんは複数AIの連携活用の可能性に興味を示されました。
メール返信機能
N部長からいただいたアポイントメールに対する返信を作成するデモをしました。
「了解です。2人で行くよ。楽しみです」という簡素な入力から、「中村です。7月17日(木)13時30分からの訪問、承知いたしました。2名で伺わせていただきます。今回の打ち合わせ、とても楽しみにしております」という丁寧な文面を数秒で作成!
すかさずNから質問をいただきました。
「メールの返信っていうのは、返信までをやってくれるわけじゃないよね?」



「文案を出してくれるっていうところですね」
「そのまま送信されちゃうとね、怖いなってという懸念がってね」



「そうですよね。AIは嘘つくので、人の目は絶対通しましょうっていうのは僕らも言ってるとこです」
このような形で説明しました。
実際に同じ入力で2回実行してみると、若干異なる回答が返ってきたことに「これって毎回なんですか?」と質問があり、「多少違ってますが、なんとなく同じにはなっています。でも、伝わりますよね?」とお答えしました。
文章校正・構成改善機能
「バディーズってこんなサービスだよ」という簡素な文章を入力すると、読みやすく改行された文章に自動修正。
修正前後の比較を表示し、「私たち」→「わたしたち」への変更理由も示されるなど、細かな改善ポイントが説明されています。



「部下からちょっと見てくださいって言われた時に、1回これ通しておくとなんとなく安心感あるじゃないですか」
と実用的な使い方を紹介しました。そうすると、N部長からはこのよな反応が!
「こっちの方が使うよな」
「契約書のチェックだって、一次チェックしてもらったら助かるもんな」
具体的な活用イメージを持っていただけたことがとても嬉しかったです。
提案資料作成機能
実際のお客様との打ち合わせ議事録から、提案資料を作成するデモを実施。


T様との打ち合わせ議事録を使い「①社長ブログのサイト掲載、②バイオマス着色ラボの新設、③香り付きプラスチック加工技術の情報発信」という3つの要望に対する提案書を作成。
AIが質問を投げかけながら情報を整理し、情報収集度が100%になると、提案の概要、各項目の詳細、期待される効果などが構造化された提案資料の骨子を自動生成しました。



「提案資料は、議事録をAIに食わせて、AIから質問されたことに回答をして提案内容を出力してもらう。それを内容確認&コピペで大枠完成してしまいます。」
「作業時間でいくと多分10分かかってないぐらいなんじゃないかな」と説明すると、営業のY課長は「議事録から提案資料を作成できるとだいぶ楽になるね」と具体的な活用シーンをイメージされていました。
議事録作成機能
議事録は一番良い反応をいただけました。
この会議の内容を最後に議事録にするので、会議内容を改めて振り返り、効果を実感いただけるようにしています。


「実は今この会話も録音しています。後ほど自動で議事録が作成できますよ」と説明すると、営業のY課長から「これは、記録はすごく興味があって。去年、別のサービス使ったんですけど、うまくいかなくて。できていた文章は、正直、自分で書いた方が早いな」という率直な経験談が。
「繋がってない。もう事実だけ。なんかずらずらこう書かれてるから、ニュアンスがちょっと変わって出てきちゃう」「複数人載ってるんで、なかなか、やっぱマイク1つだけだと」という具体的な課題を教えてくださいました。
これに対して「より複雑な議事録って話があっちゃこっちゃ飛んじゃって、で、主語が何かわからないから、どこと紐づいてんのかよくわかんないものが出てきちゃうみたいなケースはあって」と課題を認めつつも、「これだったらそのまま比較的いけるなと思って、その議事録、よかったんですよ、結構」と改善された現状を説明しました。
「何々さんお願いしますっていうのを冒頭にちょっとつけるだけでも、それに合わせてくれたりっていうのもある」といったコツも共有しました。
これらのデモを通じて、AIによる業務効率化の具体的なイメージを持っていただきました。「エーさんが聞いて、営業担当がビーさん、これがこうですって答えたやつが、まとまったやつが提案書ですよ」「逆に言えば、議事録にも残せるし、その会話が、社内でのそれが、顧客要求機能確認兼デビュー記録になった」といった発言から、実際の業務への応用をイメージいただけたようです。
■ 最後の15分:質疑応答とトライアルのご案内
お客様からのリアルな質問と回答
デモ後の反応として、N部長からは「とりあえずはまず使ってみてっていうところで、使ってみないと始まんないよね」という前向きな姿勢が見られました。「Y課長は、何人ぐらい使おうと思っている?」と具体的な導入イメージも検討され始めました。
「AIを意識した会話をできるかどうか。」という懸念も出ましたが、「最初は難しいかもしれませんが、気がつくとできるようになります。慣れはあるので、未来を見据えて、徐々に、まずは議事録を起こしてみてとかっていうところから始めていけば良いともいますよ!」とアドバイスをお伝えしました。
トライアル環境を2週間ご用意することをご案内し、「そのトライアル期間の費用は僕らの方で持ちますんで、もうどんどん使っていただいて、よければここはもっとこうなったらいいなとかってフィードバックいただけると」とお伝えしました。
お客様の生の声
特に議事録作成機能に関しては「会話を録音してこれでやってくれれば、だいぶ楽になる」という期待の声をいただきました。また、契約書のチェックについても「一次チェックしてもらったら助かるもんな」と具体的な活用イメージを持っていただけました。
そして、印象的だったのは、「aさんとbさんがその主語をちゃんと入れた会話さえすれば、議事録にもなるし、提案書にもなるっていう話だから、絶対楽になるはず」というN部長の発言でした。
AIを活用する上での現実的なポイントをしっかり捉えられていました。
翻訳機能についても「中国語対応」への関心があり、実際の業務課題に即した活用方法を検討いただきました。
デモ申し込みは簡単です!
BuddieS(バディーズ)のデモは、お客様のオフィスでも、オンラインでも実施可能です。
特別な準備は不要で、現在の課題や疑問をお持ちいただくだけでOK!
今回のように「テスト計画書を自動生成したい」「中国語のメール対応を効率化したい」「契約書のチェックを支援してほしい」といった具体的な課題をお聞かせいただければ、それに即したデモをご用意します。
「AIって難しそう…」と思っていた方も、実際に見ると「これなら使えそう!」と感じていただけるはず。ぜひ一度、業務を変えるAIの力をご体験ください!