【AI導入の進め方】なぜ中小企業のAI活用は進まないのか?AI活用を推進する上で陥りがちな落とし穴

「AIツールを導入したのに、なぜか現場で使われる気配がない…」
「AIの重要性は理解しているが、社員がついてこられるか不安だ」
「AIを仕事に活かして生産性を上げたいが、現場から反発の声が上がっている...」

このようなお悩みはありませんか?
実は、多くの中小企業がAI導入の過程で同じ壁にぶつかっています。
AI活用を支援させていただいている弊社でも、
数々の会社様でこのようなお悩みに直面している姿を見てきました。

なぜ多くの会社様が、同じようなこういった課題を抱えているのでしょうか?
その原因は、ツールの性能や社員のITスキルではなく、
経営層の「理想」現場の「本音」との間に生じる
“見えないギャップ”にあるのです。

この記事では、中小企業がAI導入を進める上で陥りがちな落とし穴を解説し、
AI活用を適切に進める上で大切なポイントやステップ、
また「現場からAI活用の意見が自然と生まれる」そんな理想的な状態に近づけるための要素を解説していきます。

目次

「AI、導入したはずなのに…」なぜか現場で使われない“あるある”な悩み

「これで業務効率が劇的に上がるはずだ!」
そんな期待を胸に、意気込んでAIツールを導入したものの、
数ヶ月経っても現場の様子が変わらない。

経営者や現場を任される人間にとって、こんなに歯がゆいことはありませんよね。
まずは、多くの方が経験する「AI導入後のリアルな悩み」を見ていきましょう。

  • 一部の詳しい社員しか使っていない
    ITに詳しい若手社員や特定の部署だけが活用し、会社全体には全く浸透していない。
    全社的な活用を期待したが、むしろリテラシーやノウハウは差が開く一方に。
  • 「むしろ業務が増えた」と不満の声が聞こえる
    新しいツールを覚える手間や、これまでのやり方との連携がうまくいかず、かえって現場の負担が増えている。
  • 誰も活用方法がわからず、宝の持ち腐れに
    導入したはいいものの、具体的な業務への活かし方がわからず、誰も触らない状態になっている。
  • 費用対効果が見えず、ただコストだけがかかっている
    高額な利用料を払い続けているのに、目に見える成果が上がってこない。

一つでも「うちの会社のことだ…」と感じたなら、きっとこの記事で何かの気づきが得られるはず。
一緒にこの「ありがちな落とし穴」を乗り越えていきましょう。

失敗の本当の理由。それは経営層と現場の「見えないギャップ」

なぜ、期待通りにAI活用が進まないのでしょうか。
その根本的な原因は、経営層と現場の間に横たわる、深くて見えない「意識のギャップ」にあります。

現場と経営層で生まれているギャップとは?

現場で働くスタッフと経営層には、
どのような考え方のギャップがあるのでしょうか?
私たちが数多くの会社様と対面する上で、
「よくある」と感じているギャップの一例を紹介します。

【経営層の視点(理想)】

  • 「とにかく生産性を上げて、競争に勝ち抜きたい」
  • 「時代の流れに取り残されないよう、最新技術を取り入れていきたい」
  • 「新しい風を取り入れて、現場からイノベーションを生み出していきたい」
  • 「もっと現場をやるべき仕事に集中させてあげられるような体制を作りたい」

【現場の視点(本音)】

  • 「今の業務で手一杯。新しいことを覚える余裕がない」
  • 「使いこなせる自信がない。失敗して怒られたくない」
  • 「自分の仕事がAIに奪われるのではないか…」
  • 「なぜ既存のやり方を変えなければいけないのか。目的や目指している方向がわからない」

そもそも現場と経営層では見ている視点が違う

このギャップを「○○が悪い!」と誰かのせいにしないためにも、
このようなギャップが生まれてしまう構造的な課題を理解する必要があります。

そもそも、現場で働くスタッフと、
会社の存続を預かる経営層では、見ている視点に差があるのは当然です。
視点が違えば、感じている課題や価値観も変わります。

経営層が「全社的な生産性向上」という大きな視点で見ているのに対し、
現場は「自分の日々の業務がどうなるか」という、より身近で視点でAIを見ています。

つまり、経営層は「未来思考」がベースになりやすいのに対し、
現場は「現在思考」がベースになりやすいのです。

このすれ違いを放置したまま「AIを使いなさい」とトップダウンで指示しても、
現場は戸惑い、不安を感じるばかり。
結果として、AIは「経営層から押し付けられた、よくわからないもの」となり、
自分事とならず誰も触れないツールになってしまう
のです。

【必見】AI定着へのロードマップ。焦らない「6つのステップ」とは?

このギャップを埋める鍵は、大きく3つあります。

  • AI導入におけるステップを理解し、自社の現在地を正しく認識する(全社的な現在地)
  • 一足飛びに物事を進めようとせず、焦らず着実に進めていくことを意識する
  • AI導入の目的と目指す未来を丁寧に伝え続ける

いきなり全社員がAIを使いこなし、成果を出すというゴールを目指すのは、あまりにも現実的ではありません。
だからこそAI導入を促す経営層や管理側が、
上記3点を意識して適切に歩み寄る必要があります。

そのうえで、最も大切なのが①AI導入におけるステップを理解し、自社の現在地を正しく認識すること。

まずは私たちが考える、AI活用における6つのステップを解説します。

AI活用における6つのステップとは?

おそらく経営者の皆様がAI活用を考えるときに、
最終的な理想形として描くこと。

それは、


自社独自のAI活用の仕組みが確立されて、生産性が飛躍的に向上すること

ではないでしょうか?

確かに、他社が簡単には真似できない、
自社独自のAI活用の在り方が確立され、
コア業務にも活かせているような状態が作れれば、
これほど盤石な組織はないでしょう。

しかし、これはいわば、最終形態であり、
この状態に至るまでには、いくつもの踏むべきステップがあります。

仮にこの最終形態「独自活用期」と呼びましょう。
この独自活用期を最終的なゴールと置いた場合、
ここに至るまでに、大きく以下のようなステップがあると考えています。

  1. 黎明期
    AIって何?何ができるの?という状態。まだほとんどAIには触れていない
  2. 試行期
    まずは面白がって触ってみる段階。少しずつAIが何か体験を通してイメージできている状態
  3. 定着期
    日常業務で当たり前に使われるようになる段階。基本的に1日1回は必ず何かしらでAIを利用するような状態
  4. 創発期
    AIとはどんなものか、AIの在り方が腹落ちした上で、
    現場から「こんなことにも使えるかも」「こんなことができたらいいな」とアイデアが出始める段階。
  5. 構築期
    創発期にて生まれたアイデアを、実際に実装すべく、設計~構築~検証に取り組み始めた段階
  6. 独自活用期
    自社ならではのAI活用法を確立し、競争優位性を生み出せている状態

まずはこの6ステップを理解した上で、
「自社の現在地」はどこか、それを正しく認識する必要があります。
気を付けるべきポイントは、おそらくあなたの会社の中でも、
人によって①~⑥のどの段階にいるか、分かれているという点です。

だからこそ、「私は今この段階だ」ではなく、
俯瞰して自社全体を見た時に、どの段階にいるか。
それを正しく認識するように意識しましょう。

なぜAI活用は失敗するのか

このステップを踏まえると、
よくある失敗パターンの形が見えてきます。

多くの失敗は、
「黎明期」や「試行期」の現場に、
いきなり「定着期」や「構築期」あるいはそれ以上の成果を求めてしまう
ことから起こります。

AIにまだ触れたことも少ない段階で、
「業務効率を◯%改善しろ」「コア業務にもっと活かせ」と言われても、
現場が戸惑うのは当然のこと。

まずは、「黎明期」から「試行期」に一歩踏み出す。
また遊び感覚でもAIに触れる「試行期」をじっくりと経験させることが、
遠回りのようでいて、着実にステップを踏んでいく、本来のAI定着への最短ルートなのです。

いきなりAIをコア業務に活用するのはほぼ不可能

もう一つ、特に注意すべきポイントがあります。

それは、コア業務へのAI活用は、④創発期以降に着手するのが理想的だという点です。

世の中にあるチャット型AIや各種AIサービスは、
メール作成や資料整理など、
どの会社にも共通する“汎用業務”には比較的スムーズに対応可能です。

一方で、

  • 専門性が高い
  • 判断責任が重い
  • 状況に応じた柔軟な対応が求められる

こうしたコア業務ほど、
人の経験や、言語化しにくいテクニックなど、暗黙知の内容が強く力を発揮します。

だからこそ、自社の現在地が
①黎明期〜③定着期にあるともし判断された場合、

最初からコア業務にAIを使おうとしないこと。

まずは、
誰もが行っている議事録作成などの汎用的な業務からAI活用を進める。
そして1つでも効率化に成功した!という成功体験を積むこと。
これが、現実的で失敗しにくい進め方です。

ギャップを埋め、AIを“みんなの武器”にする3つのポイント

では、具体的に経営者は何をすればいいのでしょうか。
現場とのギャップを埋め、AIを会社全体の武器に変えるための3つのポイントをご紹介します。

1. とにかく「小さく、安全に」始める

全社一斉導入は、現場の混乱を招き、失敗のリスクを高めます。
「まずは人事部だけで使ってみよう」「この定型業務にだけ試してみよう」
というように、特定のチームや業務に絞って「スモールスタート」を切ることが重要です。
特におすすめなのが、誰もが行う汎用的な業務で、
1~3つほどに的を絞ってまずはそこからAI活用に取り組む
こと。
ここで1つでも業務効率化に成功すれば、この成功体験によって、AIってこんな風に活かせるんだ!
というAI活用に前のめりな姿勢を作り出すことができます。
小さな成功体験は「AIって意外と便利かも」というポジティブな空気を生み、
それが自然と他の部署へも広がっていけば、全社的な活用が自然と進んでいくことでしょう。

2. 現場の「不安」を「安心」に変えるルール作り

現場がAI利用をためらう大きな理由の一つに、
「情報漏洩や著作権は大丈夫?」
「何か問題が起きたら誰が責任を取るの?」

といったリスクへの不安があります。

これに対し、会社として
「こういう情報は入力してOK、これはNG」
「困ったときはここに相談して」

といった明確なガイドラインを示すことで、
現場が安心してAIを使える環境を整えることができます。

経営層が「責任は会社が持つ」という姿勢を明確にし
AI活用に対するハードルを極力下げてあげることが重要です。

3. 経営者は「推進者」から「伴走者」へ

最も大切なのが、経営者のスタンスです。
「AIをやれ」と指示するだけの「推進者」ではなく、
現場と一緒になって試行錯誤する「伴走者」になることを目指しましょう。

ここで焦ってトップダウンに物事を進めてしまっては、
「私たちがやりたくてやったわけじゃない」
「やれって言われたからやっただけ」
という現場の抵抗感や逃げ道を生み出してしまう一方です。

「何か面白い使い方は見つかった?」
「この業務、AIで楽にならないかな?」

と積極的に声をかけ、現場の小さな成功を褒め、
失敗を責めずに一緒に学ぶ姿勢を見せることが、現場との信頼関係を築き、
AI活用の文化を育みます。

何か1つでもAI活用が上手くいけば、しっかりと承認する。
AI活用における会社的な是非を示して、
良い事は良いとしっかりと認めて伝えていくことが
「現場からアイデアが出る文化づくり」に大きく影響します。

汎用業務の効率化に最適な相棒:BuddieS(バディーズ)のご紹介

ここまで読んでいただいて、
・自社の現在地がどこか
・まずは汎用業務から活用を進めるべき
このようなイメージをお持ちいただけたでしょうか?

仮に「まずは日常的な○○からやってみよう!」と具体的な業務のイメージまで持てた方へ、
ここでオススメツールのご紹介です。

それが、サンロフトが開発した、
誰でも専門知識不要で幅広い業務にAIの力を活用できる、
AI業務支援サービス:BuddieS(バディーズ)

私たちが提供する「BuddieS」は、まさにこうした
「はじめの一歩」をサポートするために作られたサービスです。
難しい設定は不要で、誰もが直感的に使えるため、
ITに不慣れな現場でも安心してスモールスタートを切ることができます。

汎用業務の“困った”を、すぐにAIで解決

BuddieSは、日常業務のさまざまなシーンに柔軟に対応。
下記はほんの一例ですが、例えばこんな業務に活かしていただけます。

  • 会議の議事録作成
  • 気を遣うメール・文章の作成
  • コラムやブログ記事の下書き
  • SNS投稿文や投稿画像の作成

など、どの会社にも共通する汎用業務を中心に、
「これ、毎回結構時間かかってるよね…」という作業をAIがサポートします。

例えばこんなイメージ画像もカンタンに作成

まずは身近な業務で使うことで、
「AIって意外と使える」「これなら現場でもいけそう」
あなたの会社でも、そんな実感を持っていただけるはず。

プロンプト不要。だから現場に定着する

AI活用でよく聞くつまずきポイントが、
「プロンプトが難しい」
「人によって使いこなしや成果物が全然違う」

という問題です。

BuddieSなら、その心配もご無用。

【BuddieSのポイント】

  • あらかじめ用意されたテンプレートに沿って入力するだけ
  • 専門的な指示文(プロンプト)を考える必要なし
  • 誰が使っても、一定品質のアウトプットが得られる

これにより、
「一部の詳しい人だけが使えるAI」ではなく、
「現場全体で使えるAI」
として定着しやすくなります。

「使いこなせるか不安…」という現場の声を、
「これならできそう」という安心感に変えること。
そんな未来をBuddieSが叶えます。

無料トライアル実施中

ほうほう、便利そうだけど、
まずはどんなツールか試してみようかな?

そんな風に思っていただいたあなたへ!

今なら、2週間の無料トライアル実施中!

ぜひこの機会にお試しください。
トライアルのお申し込みはこちらから↓↓↓

まとめ

中小企業のAI活用が進まない本当の理由は、ツールの性能ではなく、経営層と現場の間に生まれる
「見えないギャップ」でした。
そして、そのギャップを埋める鍵は、高性能なAIを導入することではなく、
「小さく始め、焦らず、現場に寄り添いながら一歩ずつ進む」
という「進め方」そのものにあります。

いきなり完璧を目指す必要はありません。
まずは、経営者自身が現場の社員と一緒にAIに触れてみることから始めるのも1つです。
「こんなこともできるんだ!」
という小さな驚きと発見を共有することが、会社全体の大きな一歩に繋がるはずです。

そして解説した6つのステップ。
あなたの会社はどのステップに該当しましたか?
きっとどの会社も目指したい最終的な状態は似ているはず。
でも一足飛びに理想に近づくことはできません。
一歩一歩着実にステップアップしていくためにも、
「自社の現在地」を知り、
「次のステップに進むために、今何が必要か」を考えることが重要です。

そしてもし、「スモールスタートを切りたいが、何から始めればいいかわからない」
「現場の不安を取り除くガイドライン作りをサポートしてほしい」と感じたら、
私たちがお手伝いできるかもしれません。

私たちが提供する「Buddies」は、まさにこうした
「はじめの一歩」をサポートするために作られたサービスです。
まずは汎用業務から、サポートしてくれる会社と二人三脚で一緒に取り組んでみたい。
そんな風に思っていただけたなら、ぜひ無料トライアルか活用デモンストレーションから、
お気軽にお問い合わせをいただければうれしく思います。

この記事がAI活用を進める1つのヒントになれば幸いです。


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