展示会・イベントで即効果!名刺スキャンで申込みが完結する最新AI-OCR活用法

展示会やセミナーでの最大の課題は「その場での成約率の低さ」です。名刺交換した後、帰社してからのトライアル申込みまでたどり着かないケースが大半を占めています。「興味を持ってくれたのに、後からトライアルを申し込むのを忘れられてしまう」というのは多くの出展者が抱える共通の悩みではないでしょうか。

AI業務支援サービス「BuddieS(バディーズ)」のイベントブース出展の経験から生まれた、AI-OCRによる名刺スキャンからその場でトライアル申込みまで完結できるシステムをご紹介します。このシステムを導入することで、展示会での成約率を大幅に向上させることが可能になりました。

目次

なぜその場で「申込み」を完結させる必要があるのか

展示会やセミナーでは、来場者が複数のブースを回るため、帰社後に「あのサービス、試してみようかな」と思っても、日常業務に追われてしまい申込みが後回しになるケースがほとんどです。

当社の調査では、名刺交換だけで終わった場合のトライアル申込み率はわずか10%でした。一方、AI-OCRを活用した名刺スキャンシステムを導入した後は、申込み率が45%まで向上しました。

さらに、名刺のデータ化が即座に行われることで、展示会後の営業フォローが迅速かつ効率的になりました。従来の手作業による名刺データ入力と比較して、データ入力時間を90%削減することにも成功しています。

AI-OCR活用!名刺スキャンからトライアル申込みまでの流れ

このシステムの利用フローは非常にシンプルです。

  1. 来場者の名刺をスマートフォンでスキャン
  2. 最先端AI-OCR技術で名刺から情報を瞬時に抽出
  3. 不足情報があれば会話形式で簡単に収集
  4. 収集した情報を確認して送信
  5. トライアル申込み完了メールをその場で自動送信

【動画で分かる!】AI-OCR名刺スキャンシステムのデモンストレーション

下記の動画のように、プロセス全体は通常1分以内で完了します。来場者の負担を最小限に抑えながら、その場でトライアル申込みまで完結させることができるのです。

管理者用の便利機能

名刺を撮影してトライアル申込みを進めると、自動的に以下の処理が行われます。

収集した情報がスプレッドシートに自動格納され、営業管理データとして蓄積

入力者(営業担当者)宛に申込み完了メールが送信され、フォロー漏れを防止

管理者宛に申込み通知メールが送信され、リアルタイムに状況を把握

これにより、展示会での申込みデータが一元管理され、迅速な営業フォローが可能になります。

システムの特長

  • 高精度AI-OCR: 最新のAI技術により、さまざまなデザインの名刺から高精度で情報を抽出
  • マルチ言語対応: 日本語はもちろん、英語や中国語などの多言語名刺にも対応
  • 不足情報の自動検知: OCRで読み取れなかった情報を自動的に特定し、追加収集
  • リアルタイムデータベース連携: 収集した情報をその場でCRMやMAツールに連携可能
  • カスタマイズ可能なフォロー: 業種や興味関心に合わせた自動フォローメールの送信

導入効果と実績

当社がしんきんビジネスマッチング静岡2025で実施した結果、以下のような成果が得られました。

  • 名刺交換数: 37件
  • 高確度見込み客: 5件(約13.5%)
  • 中確度見込み客: 4件(約10.8%)
  • トライアル申込み: 15件(約40.5%)

特筆すべきは、展示会終了から1週間以内の商談設定数が従来の3倍になったことです。AI-OCRによる名刺のデータ化とその場でのトライアル申込みが、営業プロセスを大幅に加速させた結果といえます。

さらなる活用アイデア

このAI-OCRを活用した名刺スキャンシステムは、展示会だけでなく様々なシーンで活用できます。

  1. セミナー・ウェビナー: 参加者の名刺をスキャンし、関連資料を自動送付
  2. 商談・訪問営業: 商談先での名刺交換後、その場でフォローメールの準備
  3. 交流会・ネットワーキング: 多数の名刺を効率的にデータ化し、人脈管理を効率化
  4. 採用活動: 就職フェアでの学生情報を即座にデータ化し、フォローの質を向上
  5. 営業チームの生産性向上: 日々の名刺交換をすべてデータ化し、CRMへの入力工数を削減

まとめ

展示会やセミナーでの成約率を高めるためには、AI-OCRを活用した名刺スキャンからトライアル申込みまでを一気通貫で完結させるシステムが非常に効果的です。来場者と営業担当者双方の負担を軽減しながら、高い成約率を実現できます。

さらに、充実した管理者向け機能により、展示会全体の運営効率化、データに基づく戦略立案、そして継続的な営業活動の質の向上が期待できます。名刺のデータ化による営業プロセスの効率化は、展示会後のフォローの質と速度を向上させ、最終的な受注率の向上にも貢献します。

AI-OCRによる名刺データ化とトライアル申込み自動化は、展示会投資対効果を最大化するために、今すぐ取り入れるべき最先端技術といえるでしょう。


このシステムの詳細についてや、貴社の展示会戦略へのカスタマイズについてのご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。展示会での成約率向上のお手伝いをさせていただきます。

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この記事を書いた人

Webデザインからデジタルマーケティングまで、幅広い分野で活躍する革新的リーダー。2008年にサンロフト入社後、デザイナーからスタートし、30歳で同社最年少部長に就任。
現在はDX事業部を率い、Web提案、ディレクション、マーケティング、映像制作など多角的視点でビジネス課題を解決。Web解析士として「お客様目線」を徹底し、納品後も運用・改善・解析を通じて成果を追求。
2018年からはAIを活用したWeb解析サービスの開発に参画し、革新的ソリューションを創出。藤枝市・焼津商工会議所でのセミナーや企業コンサルティングでは実践的講演が高評価。「まずやってみる」の精神で、テクノロジーとアイデアを融合させビジネスを前進させる実践派プロフェッショナル。

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